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黒猫トムがD&Dほかで遊ぶよ

旧き元素の目 第3回 - 第一章・最終話

2012年03月16日 | D&D/TRPG
2012年3月14日(水)19:00~21:00、D&D Encounters 『旧き元素の目』その第三夜です。

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 ウーズの神とかいういまいましいもんを信仰するくそドワーフどもの野望をくだくべく、先を急ぐ俺たち(かっこいいなぁ!)の前に、たちはだかる手強い荒野。
 俺の知識を総動員して「確かいつか聞いた話しじゃこっちが抜け道くせえな」と読んだ途はあて外れ、仲間が読んだ「普通自然の地形の成り立ちからいってこの方角に違いない」と言ったのも微妙にはずれ、
 …ウォホン、まぁその、和気あいあいと誰も脱落することなく道を進んでいけたのは僥倖だったつうことだなっ。

 山道を行く俺たちの前に現れたのは土元素なクリーチャーのゲイレブ・ドゥーアだ。すわ強敵か?と身構えたが、向こうがこっちを敵とすら認識してない様子だった。まぁ話せるやつみたいなんで話しを聞いた。
 …なんでも、岩のおっさんもサブラク氏族の悪行には困っているという話しだった。岩のおっさんのくせにヒューマンの友だちが一人いたらしいんだが、その男も例のくそドワーフどもに連れ去られたとかで、えらく心配してた。
 まぁ、運良く見つけられたらついでに助けておいてやるよ!と安請け合いして、先を急ごうとしたら、岩のおっさんから奇妙な事を聴かされた。

 くそドワーフどもことサブラク氏族の動向を見張っている別の勢力があるっていうんだな。それも、ダークエルフ族、ドラウだって話しだ。
 ちょっと待ってくれ、俺の聴いた話しではドラウってのは地下世界に棲み、蜘蛛の女神に仕えているかなり腕の立つ殺し屋連中だってことだ。直接コトを構えるのは得策じゃあない。しかし、これが出くわしちまったんだなぁ!ついてねえ。

 墨を流したように青黒い肌にをしたダークエルフ男女二人組が野営しているところだったようで、髪の長い方があくせくと料理をしていて、長くない方が見張りをしていてどうやらこいつに見つかっちまった。
 やり過ごすか、せめて不意打ちでもと思ったが、こうなったらやっちまうしかないか。
 …っつとそこで物陰に奇妙な動きを認めてジロリにらみつけると、あれまぁでっかい蜘蛛がそこに一匹あっちにもう一匹、こそこそ隠れてこっちをねらってやがった。くわばらあぶねえ、他にも居るんじゃねえか?と注意しながら戦闘開始だ。

 夜も更けようという頃あいだったし、どのみち此処でひと暴れしたら今日は休むしかないだろうという腹もあったので、俺たちは残り全力でぶつかっていった。
 鞭で武装した方が気の強そうな女で(あぁ、そいえばドラウってのは女が男を奴隷みたいに仕切ってるおっかねぇ種族だったっけな)長髪の男を前に立てて突っ込んできやがった。
 蜘蛛は蜘蛛で、物陰を見えつ隠れつしながら迫ってくる。こっちは慣れない地形でおろおろしているところを敵さんひょいひょい跳んでは襲いかかってくるから始末が悪い。
 俺の得意の酸のドラゴンブレスも、味方をかばおうとすると噴くに噴かれず、ブレイド・オヴ・ケイオスや、まじないパワーで乗り切ったぜ。
 個人的には、ずっと外しっぱなしだったエレメンタル・ラスってぇ大技が今回ばしっと決まったところが会心の出来だったかなっ。

 ドラウの方もなんだか今いち本気じゃねえ感じだったし、ゲイレブ・ドゥーアのおっさんの話しもあったんで俺たちは峰打ち?に留めて命は取らずにおいてやった。
 しばりあげてから話しを聞こうとすると、けっこう素直に話し始めた。どうやらこいつらもサブラク氏族を快く思っていない、どころか、憎んでいるようすだったんだ。
 共通の敵はある種の連帯意識を生む。
 俺たちはドラウの命はとらねえからサブラク氏族の情報をきかせてくれよと交渉した。

 それによるとだ。くそドワーフどもめ、やはり仲間をつれてやがった。なんでもノーカーとかいう、元素の混沌にまみれたゴブリン亜種みてえのが一緒にうごめいてるらしい。
 畜生、早くツラおがませてくれ、ていうか殴らせろ。
 はやる気を押えて取りあえずは長めの休憩をとることにした俺たちだった。なんだか腕もちょびっとあがった気分だぜぇ。

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 相変わらず散漫なアブラクサスくんですが、レベルがいっこあがった模様。
 特技の《追加hp》を取得して一気に体力を伸ばすことにしました。汎用パワーもマイナーから選んだりして、殺る気満々ですよ。
 次週第4回は第二章となります!3月21日が待ち遠しい!

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