サンスクリット語であるカルマ(karma)とは、原因と結果、因果応報とも言いますが一体何でしょうか。
私達の「本質」である魂はそれぞれ、例えば人間なら、あらゆる国、環境、親、兄弟等、より自分がスタディするのに相応しいかどうかを選別し、肉体を持って人間として生まれます。
前世(前人生)において学べなかった、クリア出来なかった弱点ともいえる要素を克服する為、自分自身で青写真を描いてくる訳です。
魂によっては生まれ持って不自由な身体をあえて選ぶ事もあるでしょう。また非常に貧しい国で食べるものもままならず生きる事に精一杯である環境を選ぶ魂もある訳です。
全て自分の「本質」である魂が選んで設定しているという事です。
私は、なぜこんな家庭環境に生まれたのか。また、なぜ日本人に生まれたんだろう。なぜもっと西洋人のように彫の深い美人に生まれなかったんだろうとよく嘆いたものですが、何て事はない自分が選んだと言う事です。
ポジティブな行為(思い)が+のカルマ、ネガティブな行為(思い)は-のカルマとなって次回の転生時に出てくると言う事です。
そう、行為だけではなく思うだけでもカルマは関係します。
宇宙には魂が自己の行動に全面的な責任を追わなければいけないと言うルールがあります。魂がとる全ての行為に関して宇宙がそれに応じたものを返すというルール。これをカルマと呼びます。これは否定的な行為に対する罰ではなく、気づきを与える為に機会に他なりません。
そして、魂は自分が成長し、より調和の取れた存在になるよう、人生に様々な課題(障害)を設定します。