Shout!!

格闘技．．．興味ない人、ごめんなさい。


今夜９時からのK1グランプリ開幕戦見て、熱くなってしまいました．．．。


見ました？
見てない？あ、そう。


すごく良かったんですよ。

ピーター・アーツ。


飲みながら見てたから余計にそうなのかもしれないけど、シビれました。


彼は侍だね。スゴい。


試合前でのインタビューではカッコイイこと言ってた。

対戦相手のセーム・シュルトは３連覇中の世界王者。

冷静沈着なクールファイターで、上手な技と一撃必殺の力を持つ男。


アーツは、そのガッツを表面に出さないクールで強いシュルトのことを、どうしても倒したかった。

老兵アーツはもう３７歳。
K1界ではもう、ヨボヨボのお爺さんの年齢。

アーツだって１０～１５年前には３回もチャンピオンになっている。

だけど、さすがに年齢と共に体型は崩れ、負け試合が増えていた。

誰もがノーマークするほどの選手にまで後退していた。



そんなアーツが
「あいつには負けたくない！過去みんながしてきた情熱的なファイトをしない、あんな奴には負けない！オレは勝てる！」
と豪語した。


K1を多少知っている人なら、思ったはずだ。

“何言ってんの？コイツ。老いぼれに勝てる相手じゃねぇ”って。


私も正直、思いました。

いくら試合でテンション上がってるからって、いくら古株だからって、シュルトに勝てるとか言っちゃったらサブいよって。



ところが。



試合が始まると、初めから攻撃的で眼がギラギラしてるアーツ。


冷静沈着なシュルトは少し気色ばみながらも、クールファイト。


止まないラッシュ攻撃。


会場がどよめき始める。


ラウンドを重ねるごとにスタミナが落ちてくるはずの老兵アーツは、一向に動きを緩めない。


途中、破壊力のあるパンチやヒザ蹴りをもらいながらもアーツは必死で拳を振り上げる。


本当に必死でした。
どこが老兵やねん．．．。目頭が勝手に熱くなりました。


色んな情熱ファイター達が、リングの外で老兵がクールな王者を倒すかもしれない奇跡を見に集まっている。



試合が終わった．．．。


どちらもダウンしなかったので、判定に。



．．．．．．。



勝者！判定ストレート勝ちでピーター・アーツ！


スゴい！スゴい！スゴい！


リングの外ではレミー・ボンヤスキーがはしゃぐ。
ジェロム・レバンナが笑みを噛み殺す。
天国のアンディ・フグがウインクする。
前３連覇王者のアーネスト・ホーストが首を振る。


アーツがK1の伝統魂を守った。スゴい。



でも、その後の武蔵の試合はピリッとしなかったね。

やる気の問題かもね。アーツの魂見習えよ。




あ～、週末の今日も仕事で疲れてんのに、熱くなっちゃった。


疲れてると思い込んでるから、ダメなんだよねオッサンは。アーツの魂を見習え。



ボンジョルノさんにも言ったんだけど、こんなことでは一人飲みにブラつけないね。



元気出していこう。