地震以降、私は5日しか出勤していない。
工場の建物が被災し、修復工事が必要だとのことで自宅待機が続いている。
家にいても退屈なので、嫁の実家で仕事を手伝わせてもらっている。
嫁の実家は「石屋さん」。
どこもかしこも墓石やら塀やら倒れてしまった為、抱えきれない程仕事が入ってくるという。
「猫の手でも借りたい。」というので、多少でもお力になれればと毎日嫁の実家へ。
仕事は面白い。
最初は「それ取って」とか「あれ持ってきて」とか完全な雑用だったわけだが、
徐々に出来る仕事も増えてきて、自分の中でも確かな成長を感じていた。
休憩中に親父が「最近は俄(にわか)石屋が多くてな。」と言っていた。
俄(にわか)石屋((普段は石関係の仕事をしているわけではないのに、この災害に便乗して墓地を廻り法外な値段で
適当な修理をしている輩のこと。))
「全く、なんてやつらですかね。石の事なんか何にもわかっちゃいない。」
と調子よく私も答えたが、後で気付いたことがある。
俺こそ俄じゃん。
ちょっとかじった程度なのに、30年その物を見つめてきたかのような発言をたまにしてしまうGANDHIです。
工場の建物が被災し、修復工事が必要だとのことで自宅待機が続いている。
家にいても退屈なので、嫁の実家で仕事を手伝わせてもらっている。
嫁の実家は「石屋さん」。
どこもかしこも墓石やら塀やら倒れてしまった為、抱えきれない程仕事が入ってくるという。
「猫の手でも借りたい。」というので、多少でもお力になれればと毎日嫁の実家へ。
仕事は面白い。
最初は「それ取って」とか「あれ持ってきて」とか完全な雑用だったわけだが、
徐々に出来る仕事も増えてきて、自分の中でも確かな成長を感じていた。
休憩中に親父が「最近は俄(にわか)石屋が多くてな。」と言っていた。
俄(にわか)石屋((普段は石関係の仕事をしているわけではないのに、この災害に便乗して墓地を廻り法外な値段で
適当な修理をしている輩のこと。))
「全く、なんてやつらですかね。石の事なんか何にもわかっちゃいない。」
と調子よく私も答えたが、後で気付いたことがある。
俺こそ俄じゃん。
ちょっとかじった程度なのに、30年その物を見つめてきたかのような発言をたまにしてしまうGANDHIです。