学校に言論の自由を求めて!

東京都教育委員会の「職員会議で挙手・採決禁止」通知に、たった一人異議申し立てした元三鷹高校校長の土肥信雄先生を支援します

これまでの経緯・早わかり - (3)

2009-11-08 13:10:56 | Weblog
●土肥先生は裁判に打って出ました

 このような土肥先生の身にとんでもないことが起こりました。
何の処分も受けておらず、生徒にも保護者にも絶大な信頼を受けて
きた先生を、都教委は教育の場から排除したのです。

 都教委は、定年退職後の非常勤教員としての採用を拒否、
合格率97%(今年度)というほとんど誰もが進める道を閉ざしました。

 権力(人事採用権)にものを言わせて、1人を攻撃するこういう
やり方を「いじめ」といいます。公の場で意見を闘わせることもせず
に、こんな処分を行うことを「ひきょう」といいます。
むろん、いじめをする人間や組織は、ひきょう者に違いないのですが
いくらなんでもこれは許しておけません。
 土肥先生は法や規則を守り、堂々と教育者としての道を歩いて
こられました。 都教委の強権的な「日の丸」「君が代」指導にも、
批判を持ちながら法令にしたがって、教師たちに職務命令を発して
卒業式を行ってきました。
 また、言論の自由の確保を主張しましたが、職員会議の挙手・
採決は「通達」以来、行ったこともなく、校長の権限が職員会議の
決定に拘束されることがないようにという「職員会議の補助機関」
方式に異を唱えたこともありません。
 それが、このような仕打ちに合ったのです。

 土肥先生は元校長・無職になっても、屈しませんでした。
 東京都を相手取り、裁判を起こしたのです。

 非常勤教員として採用されなかったための逸失利益と、慰謝料を
求める訴訟です。
あえて「不合格取り消し」要求の裁判ではなく、損害賠償請求にした
のは、今まで行われてきた都教委の不法行為の数々を裁判の場で
明らかにし、都教委と「公開討論」するためです。
それはこの裁判が、何より東京都の教育行政をただすための裁判
であることを意味しています。
(このブログ下部の『提訴にあたって』をお読みください)。
                         

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