金華考~晴れ、時々もっと晴れ~

金華山を歩く、音楽を聴く、歌を歌う、数学を解く、英語を学び続ける、プログラミングを続ける。ああ、学びたい!

「虚数の情緒」

2017年07月28日 | 日記

昨年、20年以上前に買って、読まずに埋もれていた「細雪」を読んで思った。

1日1ページでも読んでいれば、3年で読めたのに・・・。

少年老い易く、学成り難し、なんて言葉を思い出せる頃には、いずれのおんときやら、

思い出してばかりの頃になると、やっとしみじみとしみてくる。

あなや、もののあはれか。

さて。

虚数の情緒というぶあつい本が今手元にあるのだが、ぶあついけれど、1000頁ない。

つまり、細雪よりも短い。

1日1ページがんばろう。

でも、たまたま開いたページにアレフゼロの話が、あ、これ昨年、もう高校数学ばかりではいやだと思って、現代数学のみんなのため版みたいなのを読んで、驚いたあいつだ。

偶数と自然数の数は同じって考える。

nと2nって、1対1に対応するから、数は同じなんだという考え方。

捉え方なのかな、それとも事実なのかな。

うまい言葉もある。

濃度が同じという言い方をされると、なんか、確かに、そんな気がしてくるではないか。

ま、そんな与太話はさておき。

あらためて、1ページめ。

いや、これはいいよ。

まるで、「先生」の授業を聴いているみたいなんだよ。

「先生」というのは、もちろん先生とは違う。

分かってくれるかな、分かってもらえないかな。

学校や予備校の授業をするのが先生とは限らないんだよ。

お仕事ですからね。お金もらってやってるから、プロなんだ。でもそれは先生とは違う。

斎藤先生じゃなくて、斎藤さんでほんとはいいんだと思う。

でも、この人は、確かに、先生なんだ。

そんな気がして引き込まれてしまった。

なんか1ページ目からじ~んとしてしまった。

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