金華考~晴れ、時々もっと晴れ~

金華山を歩く、音楽を聴く、歌を歌う、数学を解く、英語を学び続ける、プログラミングを続ける。ああ、学びたい!

源氏物語【常夏】に爆笑

2013年09月19日 | 源氏物語
源氏物語を読み進めていくと、読み始める前とはまったく異なる印象に変わっていきます。

な、なんと、源氏物語には、爆笑できるシーンがあるのです。

初めての爆笑ポイントは、26帖・常夏の巻でした。

もしかしたら、今までも爆笑ポイントはあったのかもしれません。

もしかしたら、世界の源氏物語を爆笑するとは、何事かと、源氏物語ファンはいきどおりをおぼえるのかもしれません。

しかしながら、笑えたのだから、仕方がありません。

泣けるぐらいに、笑えます。

でも、源氏物語が喜劇だなんて、今まで聞いたことがありません。

ただ耳が向いていなかっただけかもしれませんが。関心がないということは恐ろしいことです。馬の耳に念仏で、なんでも通り過ぎていきます、馬耳東風。


読み始める前までの、源氏物語のイメージボックスには

「いずれのおん時にか・・・、桐壺、もののけ、光源氏、プレイボーイ、女泣かせ、・・・」

まったくくだらないことしか入っていなかったような気がします。

しかし今、それは一言では言えないのですが、

「きら、きら、げらげら、きら、きら、げらげら、へぇ、ふ~ん、・・・」などなど。

見たものにしか分からないものが詰まってきたような感じです。

そういう、きら、とか、げら、とか、へぇ、とかが、一つ一つはなんだったかは、すぐには思い出せないけれど、楽しめる。

一方では、勉強はどうでしょう。

テストのために、すぐに取り出せるような学びをしていますね。

でも、そこに、きら、とか、げら、とか、へぇ~、は詰まっているでしょうか。

そこに伸び悩みのわけがあるのです。

と私は思っています。


古典は、赤点を取ったことがあるほど、興味のない科目でしたが、いざ初めて見ると、

そこには確かに色が付き始めてきています。

みなさんのしていいること、やらなくてはいけないこと、その色は、何色でしょうか。

紅葉、新緑、桜色・・・

まさか?!枯れてる?!

色をつけるのは、自分の心です。

自分の心を鍛えるのが、学びです。

本当の学びとは、そういうものだと思います。

とりともない話、失礼しました。