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学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

皮膚も臓器

2020-02-02 23:24:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

今は決まった仕事はしていませんが、私はもともとは看護師をしています。

老人ホームで仕事をしていた時、ある利用者さんの付き添いで皮膚科に行きました。
その時の先生の言葉が、とても印象に残っています。
「皮膚も、臓器のひとつだからね。内臓とつながっている、内臓の様子が出るんだ」

内臓というと、何を思い出すでしょうか。文字通り体の内側にある心臓や胃腸、腎臓、肝臓、生殖器、等々が浮かんできます。
でも、皮膚も、体の外側に見えるだけで、ほかの内臓と同じ臓器なのです。
臓器移植にも、皮膚移植というのがありますよね。

私は、その先生の言葉を聞いてから、自分がそのことを全く分かっていなかったことに改めて気づきました。

看護師の仕事は、まず患者さんの観察から始まります。
考えてみれば、元気そうだな、調子悪そうだな、と感じるのも、相手の顔色を見るからなんですよね。
血色が良ければ活気がある感じ、白っぽければどこか具合が悪いのかも、と感じます。
若い人は皮膚のハリもあるし、年が進めば、顔の皮膚のたるみ具合で、おおよその年齢も分かります。
肝臓が悪ければ黄色、腎臓が悪ければ土気色。脱水、栄養状態、貧血、アレルギーも分かります。
日焼けの具合や、手指の様子で仕事も想像がつきます。
内出血は、骨折が隠れていることも。 
発熱、手足の冷えや血行不良。
こうやって思い出しながら書いてみると、本当にたくさん!

皮膚の状態は、その人の体の中がどうなっているかを教えてくれます。
もちろん、全てではありませんが…「今、何が体の中で起きているか」を推測する大きな手がかりを示してくれるのです。

そういったことを、無意識のうちに観察していたのになぁ…と改めて考えました。

今の自分は、というと……
最近、皮膚のかゆみ、湿疹に悩まされています。
乾燥もあるのでしょうが、これはここの所のストレスかも……と感じています。
精神的にボロボロだった期間もありましたが、今はとりあえず元気で、食事も美味しく食べられます。
メンタル面でなく、皮膚の方に出てきたのかも?


若い時、膝の内側やまぶたなどの柔らかいところに痒みが出て大変だった時があります。
今思えば、仕事のプレッシャーだったのでしょう。
それを思い出して、皮膚という臓器に異常が出る、というのはやっぱり体のサインなんだろうな、と感じる今日この頃。

自分の体も大切にしないと、ですね。
ちゃんとサインを出す自分の体にも、感謝!

読んでいただき、ありがとうございました。

悪いことばかりでもなく

2020-01-30 20:44:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

今まで、辛いことばかり、吐き出すように書いてきました。
ただ、悪いことばかりでもない、とも感じています。

まず、今の辛い体験が、きっと役立つ時が来ること。
人生、何が役に立つか分からないものだな、とこの年になってしみじみ思います。

以前から学校へ行かないことはあったため、そんな時は体育がわり?に、自転車の練習をしていました。
うまくバランスが取れずフラフラ…
他の子はもう乗ってるのにな、早くマスターしてくれないと、正直こっちも困る…(今の自転車の後ろは子どもを乗せる仕様ではないので)と、付き添う私もちょっとイライラしながら見ていました。

学校へ行っている間、自転車の練習はご無沙汰でしたが、この冬に本格的に不登校となり、その時に唯一「やりたい」と言ったのが自転車の練習でした。

本人のやりたい気持ちがあると、上達も早いですね。
転びつつ、ぶつかりつつ、次第に乗れるようになっていったのです。
出来なかったことが出来るようになれば、嬉しい、楽しい。
あっと言う間に、公道へ出るようになりました。
これは、本当に収穫だったと思います。

私の方も、家にいなくてはならず、非常なストレスでしたが……
そういう時は、家の片付けに限ります。
おかげで、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などなどを徹底的に掃除。
つい余りがちだった乾物などの食材も、買い足さずに使い切ることで節約にもなります。
着なくなった服などは、買い取り業者に連絡して(仕事をしているとこういうやり取りかとても面倒なのですが)引き取ってもらったり、ヨレヨレのものは切って拭き取り布に。
不要品を処分して、収納庫の整理。
使わないハンカチは、縫い合わせて家電のカバーに。
カーテンを洗ったり、パイプのつまりを取ったり、床や窓を拭いたり……
おかげで、かなりすっきりしました(笑)

あとは、自分の趣味の時間が取れること。
私は楽器を習っているのですが、その練習が毎日自宅でできています。
また、ネット上で文章を書いたり、本を読んだり食事作りをしたり、という時間もあります。
前からやりたかった、子ども食堂のボランティアにも行って、楽しい時間を過ごせています。いい人ばかり。
仕事に忙殺されていた時は、お金は貯まりますがこういう自分の時間はなかなか取れません。
現実問題として、お金がどんどん減っていく、という問題はあるのですが……

また、娘の不登校をきっかけとして、新たな人とのつながりができつつあります。
学校の先生がた、クラスメイトの子どもたちやその保護者さんたち、支援センター、習い事の先生…
私も、半日か1日限りの派遣の仕事に行くことがありますが、最近はどの派遣先も感じのよい方ばかりで、気持ちよく仕事させていただきました。
中でも、先日の介護施設でご一緒させていただいたベテラン看護師さん。
私が、娘が不登校で、と打ち明けると、自分も3人の子どもが全員不登校だった、と壮絶な苦労を話して下さいました。
それでいてふんわりと穏やかな方で、尊敬できる方だな、こんな先輩に会えて本当に幸せだな、と思えました。
私の苦労なんて、まだまだだなぁ……

こんなふうに思えるようになったのも、少し落ち着いてきたということなのかな?とも思います。
お金の心配もありますが、仕事をしていたらこんなに人と出会えなかったし、いい体験をしているんだ、ととらえられるようになってきました。
相変わらず、娘との小競り合いはありますが…


読んでいただき、ありがとうございました。






受け止めて 抱きしめてあげて

2020-01-27 14:22:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

よく、
「子どもをまるごと受け止めてあげて、ぎゅっと抱きしめてあげて」
「そのままのあなたが大好き、愛してる」
と伝えてあげてください、と言われます。
特に、子どもが不安定な時など……

これ、いつでも出来ることでしょうか?

親なら、子どもを愛して当然。
そうなんだけど。
そうなんだけどさ。

親だって、子どもを愛せない時が、ある。

可愛くない、足手まとい、苦労の根源。
そんなふうにしか思えない時。
子どもを全否定しかできない時。

無理です。

普段、お互いに機嫌よく過ごしている時ならできます。
あるいは、子どもが機嫌悪い、泣いている、イライラしているけど自分は余裕を持って見ていられる。
そういう時なら。

でも…

できない時がある。

いつでも、「ドーンとかまえて肝っ玉母さん」なんて感じにはなれません。

親だって、人間。

子どもには申し訳ないと思います。

傷つけ合って、なんとか修復しながらやっていくんですね。
ただ、子どもが受けた傷は一生残るだろうから、それが親からのものだと本当にしんどいですよね。

娘よ、ごめんなさい。

読んでいただき、ありがとうございました。


おなかいたい②

2020-01-25 19:13:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

おなかが痛む原因のひとつである便秘の薬を処方していただき、様子観察を続けることになりました。
始めは、泥状の便ばかり。
紙パンツにあふれそうな便の処理は、仕事上慣れっこです。
幸い、出るのはいつも家にいる夜。これが学校だったら?
便の始末をまだ自分で出来ない上、ドロドロの便がもし漏れてしまったら…
周りに分かることは必至、もしかすると心ない言葉を投げられるかもしれません。
そんなことになれば、本人の屈辱感はどれほどでしょうか。

結果としては、学校でそんな思いをすることはありませんでした。
ただ、便がゆるい状態が多いため、薬を変えてもらいました。
すると、便もバナナ状になりはじめ、それにつれてトイレで便ができるようになっていきました。
腹痛を訴えることもなくなり、やがてうんちの方も始末まで自分で出来るようになりました。
本当に良かった、と思うと同時に、早く気がつけ自分!と思い入る私でした。

困った時は、自分だけで対応するのではなく他者へ助けを求めて!とよく言われますが…
何度も言いますが、仕事だと出来るのに、何で家族だと出来ないんだろう、とつくづく思いました。
自分を客観的に見ることが出来ない…というのが原因だと感じています。
ただ、自分を客観的に見るって、なかなか難しい!
自分のいい面、悪い面を「自分で」評価する・出来るって、大変なことだなと思います。自分のことを偏りなく評価出来る人って、存在するのでしょうか。


娘、いまも薬は飲み続けていますが、それ以外は健康、好き嫌いもほとんど無くありがたい限りではあります。

お読みいただき、ありがとうございました。






助けを求めて

2020-01-22 21:29:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

昨日は、自治体で行っている教育支援センターへ行って来ました。
臨床心理士の方が、現状について聞き取りをして下さいました。

まず、電話で申し込みをして、空いている時間の相談が折り返しで来ます。ちょうどこちらも都合が良かったので、一度で日時が決まりました。
申し込みの時に言われたのは、かなり混んでいるということ。状況にもよりますが、うちの場合は申し込んでから2週間くらい先の日にちが最初の相談日になりました。
私は仕事もしていないので、基本的にいつでも大丈夫だったのですが、仕事をしている保護者の方だと、その調整も大変だと思います。

子どもが一緒でもよいのですが、まず親だけでも可ということで、とりあえず私が言って来ました。

担当の方が見えて、相談室に通されると、まず申し込み書を書きます。
本人の名前、学校名、家族構成など…
その後、これまでの経緯、本人の普段の様子や性格、言動などをお話しました。
質問の項目があったりして、それに沿って答えたりするのかな?と思っていましたが、実際にはほぼ私が話すに任せてくれました。途中で話を遮ったり、質問を返すなどはなかったのでとてもありがたかったです。
中でも、娘の好きなもの(いわゆるキッズYouTube、テレビ番組、アイドルや芸能関連の雑誌の内容など)に私が全く興味が持てず、共感してあげたいが出来ない、ということを話すと「興味がなければ共感も出来ないですよね」と言ってもらったことがありがたかったです。

仕事なら、自分が全く興味のないことでも「へぇ、そうなんですか!」と興味を持てたりします。
でも、自分の娘となるとなぜか全く出来ない。
自分が好きなことを認めてもらえる、ということはその人自身の肯定。
娘からもたびたび言われていました。
「お母ちゃん、人が好きなものに文句つけてヒドイよね」
私が、テレビを見るたびに何かとツッコミを入れるのが、自分を否定されているような気がしたのかもしれません。

そうこうしているうち、予定の1時間はあっという間に終了。
次回、出来たら本人も一緒に来られれば、ということで(無理強いはしない)、子どもの担当の方の手配と日時の調整をお願いしてきました。

こういうことが、すぐに登校につながるわけではない。
でも、何かせずにはいられない。
少なくとも、無駄にはならない、と信じて。


お読みいただき、ありがとうございました。