男、34、まだ公認されていない会計士

もと受験日記。
備忘録程度に活用していくことにします。

ワダエミしってる?

2005-12-03 07:17:35 | Weblog
ワダエミをご存知だろうか?俺は映画HEROのときに衣裳を担当していたことだけは知っていた。
先日放送の金スマ(金曜日のスマ達へ?)でワダエミの特集がありその人物がただ者ではないことを知りました。
まず、日本で初めての衣裳デザイナーであることです。当時(まだテレビが生放送だったころ)、衣裳をわざわざデザインする人などいなかったそうです。
次に、あの黒澤明監督の「乱」の衣裳担当をしたこと。一度あの映画をみれば、どれだけ衣裳のインパクトがあるかわかります。
そして、あの和田勉の奥様であること。ある意味1番インパクトがありました。
そのほかに沢山の偉業がありますが、仕事に対するこだわりが半端ありません。生地を染める工程からデザインしていく。そして、映画や舞台、役者、脚本に合わせて衣裳を考え、事前のリサーチにおいては、100冊ぐらいの文献をみるのは最低基準だと真顔で言い放つ。簡単には妥協しない生き方が伝わってきました。かっこよすぎる!
妥協せずに貫くことは他人との衝突が絶えません。普通は人に非難されたり、衝突するのを避けるために、自ら引き下がり、腰が引けたりするのではないでしょうか。きっとワダエミも人一倍衝突や障害を直面してきたのでしょう。でも、妥協しなかった。それは彼女自身のすごさもあると思いますが、その影に、夫和田勉の支えがあったという風に感じました。家庭をかえりみずに仕事をする妻に何の干渉もしないのがすごい。
映画「乱」の衣裳が評価され、アカデミー衣裳賞(今のデザイン賞か)を受賞した際のコメントは「夫に感謝します」だった。
そんなところからもうかがうことができます。
本当にかっこいい! !