男系派の中には天皇が女系になったら後世の日本人がきっと残念がるに違いないという趣旨の事を言っている人がいるが、それはあまり無いと思う。
例えば武士階級が12世紀に政治の実権を握った時は、当時とすれば未曽有の事態だったに違いないだろうが、今からすれば「この時に時代が変わった」としか思わない。第二次大戦敗戦後にも日本が歴史上初めて外国人に占領され主権を失う前代未聞の事があったが、今から思えば、やはり同じ様なもの。
女系と男系の両系になったところで別に日本社会は何も変わらない。憲法、女子差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法からすれば男女両系が当たり前。そうなった方が社会的合理性、法的整合性がとれて社会にとっては良いはず。後世の人達も当時の法や社会的価値観が変わったのだから仕方が無かったんじゃないか位にしか思わないだろうと思う。