■ 出演
クォン・サンウ: 「おいしいプロポーズ 」「ただいま恋愛中」「太陽に向かって」「天国の階段」「シンデレラマン」「 野王 」「BAD LOVE ~愛に溺れて~」「悲しき恋歌」「レディプレジデント~大物」「戦火の中へ」「」
チュ・ジフン:「宮」「(韓国)魔王」「蒼のピアニスト」
チョン・リョウォン:『私の名前はキム.サムスン』『サラリーマン楚漢志』『幻の王女 チャミョンゴ』 『君はどの星から来たの』
オ・ヨンソ:「童顔美女」「トンイ」「大王世宗(テワンセジョン)」
登場人物

パク・テシン役:クォン・サンウ
外科&胸部外科医師。多様な分野に精通。明晰な頭脳を持ち、堂々とした自信感とストレートな性格と的を正確に衝く言行のせいで、傲慢で悪い男と誤解される人物。突飛な行動で相手をびっくりさせる時もあるし、少年のような茶目っ気は真面目さに欠ける男に見える。だが、ちゃらんぽらんに見えるが純粋だ。あたたかい性格なのに、冷やかな素振りをする。生まれてすぐ親から捨てられた、幼いころの記憶に由来するのだろうか。本心を見せるのが苦手で、親しい人には余計に素っ気ない。現在は腕のいい医師で、どこにいても堂々として自信満々で、輝いている。6ヶ月ほどファン・チョルグが運営する無料診療所のパラン病院で無給医師として働き、そろそろアメリカに帰ろうとしたところに、予想外の出来事が起きて彼の足首を捕まえる。

ソ・ジュヨン役:チョン・リョウォン
胸部外科医師。子供の頃から医者になるのが夢だった。完全に自分の力で達成できる身分上昇だからだ。後輩医師たちからはあくどいだの、我が強いだの、狂った犬だとの呼ばれていることは百も承知だ。女医が珍しい胸部外科で生き残ったことは紛れもない事実だから。今まで誰にも家族について話したことはない。彼女にとって、家族とは他人に見せたくない傷のようなものだ。さもしい家族から脱出するため必死で勉強して、科学高校進学後は、すべてのことを自分1人の力で解決した。たゆまず努力する野望の塊だが、かといって欲張りではない。
医術だけでなく、処世にも優れている。望むものを手に入れるためには、鋭い爪を隠して、愛想笑いをすることも心得ているが、その微笑がどれだけキュートで、自分がどれだけ愛くるしい女性なのか、まるで気づいていない。
パク・テシンを初めて見た瞬間、胸中の何かが、ぽきっと折れた感じがした。

ハン・スンジェ役:チュ・ジフン
クァンヘ大病院内科科長&重患者医学細部専門医。たった今身だしなみを整えて出て来たような端正さと品位がある。しかしいつも品格だけを気に掛ける高潔な男ではない。病院で働く清掃員を手助けしようと、黙々と拭き掃除したり、みすぼらしい田舎の患者の前に屈んで、靴を履かせてやる気さくさもあった。
クァンヘグループのイ・ドゥギョン会長の隠し子だ。姓さえも母方を名乗らざるを得なかった事を特に恨んだりしなかった。出来のよい会長の息子たちに引けを取らない能力があることを証明して、父から認められるのが彼の最大の目標だ。このため協診チームを国内最高の医療チームに成長させ、病院内の勢力統合の足掛かりにして、将来クァンヘ大病院の病院長になろうとする。
最年少スタッフを経て高速昇進した点において、ソ・ジュヨンを制した唯一の先例だ。
兄嫁に当たるシン・ヘスとはお互いに一度も争ったことはないが、常にピンと張りつめた緊張関係を維持する。自分が生存するためにはシン・ヘスを追い払わねばならないという事実を肝に銘じている。

チェ・アジン役:オ・ヨンソ
クァンヘ大病院胸部外科専攻医3年次。すらりとした身長にスリムなボディ。きびきびした足取りにふさふさしたショートヘア。女子中学校バスケ部キャプテンみたいに見えるボーイッシュな魅力がある。勇ましく快活だ。病院の休憩室でよく響き渡る笑い声がしたら、それは彼女だ。
ソ・ジュヨンは彼女の偶像でロールモデル。利口で意志が強い上に女性らしさもある彼女がすごく羨ましい。今は無責任で無能だとソ・ジュニョンに手ひどくこき下ろされているが、いつかはジュヨンに認められる後輩になりたい。
初めはパク・テシンの意地悪な行動を不思議に思うが、時間が立つに従って、魅力を感じ始める。

キム・ソンウ役:ミンホ
クァンヘ大病院胸部外科専攻医3年次。彫刻のようなルックスでどこへ行っても目につくイケメン専攻医。マナーがよく、気が利くので周囲の医師と看護師に評判がいい。同期のアジンの守護天使のようにいつも彼女の側にいて、手助けをする。片思いするアジンについてトップチームに志願するが、アジンの気持ちがだんだんテシンに向かっているようで、胸が痛む。
企画意図
このドラマは国内最高の実力を誇る医療協診(*)ドリームチームの旅程と、これを巡る医師たちの物語だ。
すべてのための最上の医療サービスを目指して出帆したドリームチームは、輝かしい成果を着々と挙げるに従って、質の高い診療を受けようとする特権階層の需要が高まるなか、アイデンティティーの混乱を体験することになる。
すべての人は医療の前で平等でなければならないと主張するパク・テシンと、能力に従って差別化された医療サービスを受ける権利があると主張する者たちの対立を描くことで、今の医療が究極的に目指すべき価値を問う。
また、純粋な趣旨から出発したドリームチームが、予想外の荒波に巻き込まれながら、進化あるいは変質する人間の欲望と、そのなかでも本当の価値を失うまいと努力する人物たちを通して、人間の本質について描いていく。
各人の傷とジレンマを抱えて生きてきた登場人物たちが一チームになって、一連の騒動を力を合わせて克服しながら、徐々にお互いを理解し合い、それぞれの傷を踏み越えて成長していくなかで、誰かを治癒するということは、つまり自分を治癒する過程であることを語りたい。
