兵は詭道なり

『風林火山』（第12回）

信虎を追放し武田家の家督を相続した晴信クン

そのころ、無事信虎を駿府に送り届けた勘助は、ちょっぴりお駄賃をもらっただけで相変わらず荒れ寺でくすぶってました

“空気の読めない男”青木大膳は、てっきり今川に仕官できると思ってたのにできなかったので、勘助にお駄賃のお裾分けをもらいに来てました
その青木大膳から、板垣信方が駿河に来ると聞いた勘助
武田への仕官大作戦を青木大膳に話す

まず人違いを装って青木大膳が板垣信方を襲い、勘助が板垣を助けて恩義を売り仕官する
その後、勘助が青木大膳を推挙・・・めでたく2人とも武田家へ仕官・・・
せこいっなんちゅうせこい作戦ですか
それにしても、勘助はいつ武田への仕官を考えたんでしょうか
先週からですか？
ともかくこのせこい作戦に青木大膳もいっちょかむことにしたわけです
一応、作戦通りに板垣信方を襲い、そこに勘助が現れた
・・・ここまでは台本どおり

ところが青木大膳はもともとそんな作戦には乗り気ではなく勘助を斬るつもりだったみたい・・・
勘助もそれは同様で、うまいこと青木大膳を斬り捨てちゃった

そして板垣信方に仕官を願い出る勘助だったけど、そんなせこい作戦は当然見抜かれちゃってました
甲斐に戻った板垣信方は、早速晴信クンに報告
ところが晴信は、これは板垣が見抜くことを見越しての勘助の策略・・・と判断
さすが『孫子』を読んでるだけあります
“兵は詭道なり”・・・騙まし討ちも立派な戦術ということですね

晴信は、勘助をかなりの高禄で召抱えることに
武田家家臣たちの前で勘助を褒め殺し
納得できない甘利虎泰から剣の腕前を見せろと迫られる勘助
それも真剣勝負
勘助ピーンチ？