バンクーバーオリンピック・女子フィギュアスケート

　　　　　　　　　　　　　　　　　
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両手を広げ、笑顔で観客の声援に応える浅田真央。
女子史上初となるショートプログラムでのトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）を成功させ、
ほぼミスの無い演技を披露した。73.78点を獲得し、首位のキム・ヨナと4.72点差の2位につけた。



浅田真央、フリーの滑走順はキム・ヨナの次
フィギュアスケート・女子フリーの浅田真央が、演技の確認を行うべく練習に取り組む。
ショートプログラムで７３．７８点を獲得し、韓国代表のキム・ヨナに次いで２位に付ける浅田。
フリーの滑走順は、２２番目に決まった（２４日、バンクーバー）



浅田真央のブレード（撮影・上田博志）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

ショートプログラム（ＳＰ）で、浅田真央（１９＝中京大）は、ＳＰで初めてトリプルアクセル
（３回転半ジャンプ）を成功させるなどの会心の演技で７３・７８の高得点をマーク。トップの金妍児（韓国）
と４・７２差の２位につけた。浅田のコメント。

「とりあえずホッとしました。まだフリーがあるので（喜びは）抑えました。
練習してきたことは、しっかり落ち着いてできたと思います。
（目標としていた演技はできたか？と聞かれ）はい」。



ＳＰ歴代最高得点を記録した金妍児（（撮影・上田博志）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

　ショートプログラム（ＳＰ）で、浅田真央（１９＝中京大）は、ＳＰで初めてトリプルアクセル
（３回転半ジャンプ）を成功させるなどの会心の演技。
７３・７８の高得点をマークし２位につけた。
浅田の直後に登場した金妍児（１９＝韓国）が、ノーミスの完ぺきな演技。
自身の世界最高を塗り替える７８・５０をたたき出しトップに立った。
最後に登場した安藤美姫（２２＝トヨタ自動車）はジャンプの回転不足があり４位にとどまった。
長洲未来（１６＝米国）は６位、鈴木明子（２４＝邦和スポーツランド）は１１位だった。



美しいスピンを見せるSP4位の安藤美姫。
難度の高い技にチャレンジし、大舞台で得た精神面の好感触は2日後のフリーへ大きなステップとなるか。


安藤美姫、フリーで巻き返せるか
安藤美姫が日本時間の２月２６日に行われるフィギュアスケート・女子フリーへ向けて練習に臨む。
ショートプログラムではコンビネーションジャンプでバランスを崩したこともあり、
６４．７６点と上位３人と比べで出遅れた安藤。
２０番目に登場するフリーでの巻き返しに期待したい（２４日、バンクーバー）



ＳＰで１１位につけた鈴木明子（撮影・上田博志）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

鈴木明子（邦和スポーツランド）は、ショートプログラムでミスが出て、６１・０２点の１１位と出遅れた。
最初の３回転フリップで着氷が乱れ、右手をついた。そのほかは、ミスなく滑ったが、点が伸びなかった。
「ジャンプのミスは、仕方ないから（気持ちを）切り替えようとした。ステップの時は、
ここで滑れることを幸せだと思えるようになりました」と振り返った。



鈴木明子、夢の舞台で最高の演技！！
会場からの手拍に合わせて、美しく演技をする日本の鈴木明子。
フィギュアスケート・女子フリーでは１２０．４２点、ショートプログラムの６１．０２点と合わせ、
計１８１．４４点の自己ベストを五輪の舞台で記録した。
第４グループ滑走終了時点で暫定２位につけている。
（２５日、バンクーバー）



迫力のある演技でＳＰ４位につけた安藤美姫（撮影・上田博志）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

ショートプログラムを終え、安藤美姫（トヨタ自動車）は、６４・７６点で４位につけた。
最終滑走者として登場し、最初の３回転ルッツ＋３回転ループに挑戦したが、
後半のジャンプが回転不足と判断された。
「トリプルトリプル（連続３回転ジャンプ）は、安全策をとらずに、やるって決めてトライした。
トライできたのはよかったですけど、ダウングレード（減点）が悔しいです」と話した。



悲しみを乗り越えて演技に臨むジョアニー・ロシェット
トレーニングに臨むフィギュアスケート・女子フリーに出場するカナダ代表のジョアニー・ロシェット。
大会中に母親が急死する不幸に見舞われながら、ショートプログラムでは完璧な演技を披露、
パーソナルベストを更新する７１．３６点をたたき出した。
なお、フリーの滑走順は浅田真央の次となる２３番目に決まった.
（２４日、バンクーバー）



母親の死を乗り越え演技するロシェット（撮影・上田博志）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

カナダのアイドル的存在のジョアニー・ロシェット（２４）が、ショートプログラムで３位につけた。
２日前に母が急死。その悲しみの中での演技で、観客からも大声援と温かな拍手が送られた。
３回転－２回転の連続ジャンプを決めるなどで、自己ベストの７１・３６をマークした。
フリーが終了するまで、マスコミへの直接対応はしない予定で、
カナダ・スケート連盟を通じて「（ファンが）温かく迎えてくれてよかった」などとコメントを出した。

カナダ女子が最後にメダルを獲得したのは、８８年カルガリー五輪のマンリーの銀メダル。
地元ファンの後押しを受けて、表彰台を目指す。



鼻血を出しながら演技を終えた長洲未来（撮影・たえ見朱実）
＜バンクーバー五輪・女子フィギュアスケート＞◇２３日（日本時間２４日）◇パシフィック・コロシアム

日本人の両親を持つ米国代表の長洲未来（１６）が、ショートプログラムで６３・７６点の高得点をマークした。
冒頭の３回転ルッツ＋２回転トーループを成功させて、波に乗った。
演技中盤からは、鼻血が出たほどの熱演。「半分くらいで鼻がつまってどうしようかと思ったけど、
そのままやりました。もう少し上手にできたと思う」と話した。



アメリカ代表の長洲が暫定首位！！
フィギュアスケート・女子ショートプログラムは、
アメリカ代表の長洲未来が６３．７６の高得点を出し、１７人滑走終了時点で暫定首位に立っている。
１６歳の長洲の両親は日本人で、日米両国の国籍を有しているが、
今大会はアメリカ代表として出場している。　　（２３日、バンクーバー）



妖艶な舞い、続く
美しいビールマンスピンで観客を魅了する中国代表のリュウ・エン。
第３グループに鈴木明子が、そして第４グループには安藤美姫と浅田真央が登場する。
（２５日、バンクーバー）




ビールマンスパイラルを披露
柔軟性豊かなビールマンスパイラルを披露するロシア代表のクセニヤ・マカロワ。
第２グループまでの演技が終了し、５９．２２点で暫定首位に立っている。
（２３日、バンクーバー）



抱擁を交わす１９歳同士のライバル
フィギュアスケート・女子のメダル授与式で、お互いの健闘を称えあう銀メダリストの浅田真央（左）と
、金メダルを獲得した韓国代表のキム・ヨナ。
日韓のライバル対決は「韓国国民の妹」と称されるキム・ヨナに軍配が上がった。
（２５日、バンクーバー）




韓国国民は、五輪王者誕生の瞬間を目撃！！
韓国で絶大な人気を誇るフィギュアスケート女子・韓国代表のキム・ヨナ。
華麗な演技を見るためにショッピングセンターに集った韓国国民は、
歴史的瞬間を目の当たりにし、拍手喝さいを送った。
（２６日、ソウル）




テレビを通じて声援を送る日本国民
日本の家電量販店から浅田真央を応援する人々。
金メダルには届かなかったが、彼女の滑りは人々の心に大きな感動を与えてくれたことだろう。
（２６日、東京）





ヨナ涙…世界最高点の金
フィギュア女子フリー、金妍児は金メダルを手ににっこり（撮影・山口晃）
＜バンクーバー五輪：女子フィギュアスケート＞◇２５日（日本時間２６日）◇パシフィック・コロシアム

　世界女王・金妍児（韓国）が、浅田との１９歳対決を制して金メダルを獲得した。
ＳＰに続いてフリーでも世界歴代最高点の１５０・０６点をたたき出し、合計２２８・５６点は
浅田に２３・０６点の差をつける圧勝。完ぺきな演技と高得点に金自身も驚きの表情を浮かべて
「夢だった五輪で勝ったことが信じられない。最後の要素を成功したときに多分勝てただろうと思いました」と喜んだ。
満足感からか、普段の大会では見せない涙も浮かべた。





５位に終わった安藤美姫（撮影・たえ見朱実）
＜バンクーバー五輪：女子フィギュアスケート＞◇２５日（日本時間２６日）◇パシフィック・コロシアム

日本女子で唯一、２度目の五輪となった安藤美姫（２２＝トヨタ自動車）は、５位と表彰台には届かなかった。
日焼けした浅黒い肌でクレオパトラになりきったフリーは、大きなミスもなく１２４・１０点。
総合１５位で惨敗したトリノ五輪から大きく順位を上げた。
「ほっとしました。今日の演技は今の自分の実力。体の動きが良くなかった中、
これだけできたのは良かったかなと思います」と話した。





演技を終えた鈴木明子は満足な出来に思わず涙（撮影・たえ見朱実）
＜バンクーバー五輪：女子フィギュアスケート＞◇２５日（日本時間２６日）◇パシフィック・コロシアム

ＳＰで１１位スタートだった鈴木明子（２４＝邦和スポーツランド）が、自己最高の１２０・４２点をマーク、
合計１８１・４４点で８位入賞を果たした。軽やかなステップに定評のあるフリー
「ウエストサイド物語」で情感豊かに滑りきり、最後は歓喜で涙ぐみながらフィニッシュ。幸せな４分間でした。
応援してくれたみなさんのおかげでここまで来られました」と感激していた。





キム・ヨナ、笑顔で会見
フィギュアスケート・女子シングルで金メダルに輝いたキム・ヨナが会見で笑顔を見せる。
五輪の舞台で完璧な演技を披露し、世界歴代最高点となる２２８．５６点を獲得した喜びを語っている。
（２６日、バンクーバー）





キム・ヨナ、あこがれのミシェル・クワンと対面
長野五輪で銀メダル、ソルトレイクシティ五輪で銅メダルを獲得したミシェル・クワンが、
韓国代表で金メダリストのキム・ヨナ（手前）に祝福のハグをする。
（２６日、バンクーバー）





フィギュアスケート・女子フリーの滑走始まる
少し苦しげな表情を浮かべ、演技を披露するウズベキスタン代表のアナスタシア・ギマゼトジノワ。
フィギュアスケート・女子フリーの滑走がスタート。
ショートプログラムより１分以上長い４分の演技時間で行われるフリーでは、
「技の正確さ」や「演技の美しさ」だけでなく、
最後まで滑りきる「体力」も求められる。
（２５日、バンクーバー）




真央ちゃん、笑顔の舞い
扇子を持ち、笑顔で演技をする浅田真央。
フィギュアスケート・エキシビジョンに登場した浅田は重圧から解放されたのか、終始笑顔で演技を披露した。
伸びやかな舞いを見せ、集まった観衆を大いに沸かせた
（２７日、バンクーバー）




ロシェットも笑顔でエキシビジョンに
フィギュアスケート・エキシビジョンでの演技後、笑顔で観客に手を振るカナダ代表のジョアニー・ロシェット。
母を亡くす突然の悲劇の中、見事に銅メダルを獲得した地元のヒロインに、
会場からは大きな声援が送られた。
（２７日、バンクーバー）




安藤美姫、力強い演技
美しい姿勢のスパイラルを披露する安藤美姫。
フィギュアスケート・エキシビジョンに登場した安藤は、モーツァルトの「レクイエム」の
重厚な調べに合わせて、力強い演技を見せた。
（２７日、バンクーバー）




４年後の長洲未来に期待
フィギュアスケート・エキシビジョンで華麗なスピンを披露するアメリカ代表の長洲未来。
日米両国の国籍を持つ１６歳の長洲は、アメリカ代表として出場した今大会で４位入賞を果たしており、
４年後のソチ五輪にも期待がかかる。
（２７日、バンクーバー）




去就が注目されるキム・ヨナ
フィギュアスケート・エキシビジョンでの演技を終え、観客からの拍手喝采に手を振って応える韓国代表のキム・ヨナ。
目標であった五輪金メダルを獲得したキムは、今後の去就にも注目が集まる。
（２７日、バンクーバー）




フィギュアスケート・エキシビジョンで赤い扇子を手に、
楽曲の「カプリース」に合わせて独創的な舞いを披露した浅田真央。


　　　　　


世界を感銘させたジョアニー・ロシェット
フィギュアスケート・エキシビジョンでスパイラルを披露するカナダ代表のジョアニー・ロシェット。
試合直前の母親の急死を乗り越えて銅メダルを獲得したロシェットは、
痛みや障害を克服して世界を感銘させた選手にバンクーバー五輪組織委員会が贈る
「テリー・フォックス賞」の受賞者に選ばれた。


　　　　　　

　　　　　　　エキシビションで華麗な演技を見せる　
　　　　　　　　　浅田真央（撮影・たえ見朱実）　　　　　　　　


　　　　　フィギュアスケート・エキシビジョンで、
　　　　　　　　華麗な演技を披露した韓国代表のキム・ヨナ。





　　バンクーバー五輪


　　　　　　　　　　　　　　　　提供：日刊スポーツ新聞社

　　　　　　　　　　（記事、アクエリアス・オリンピック応援パーク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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