ご報告

１０日に父が亡くなりました
心配していた最後は静かに迎えられましたので、母も私も取り乱すことなく送ることが出来ました
実生活でも交流のある方にも、父が家族葬を望んでいたため伝えませんでした・・ご了承ください

治療から最後、葬式、その後の手続き・・バタバタとしていましたので報告が遅くなりました
来週もまだ年金の関係で、母と熊谷に行ってきます
土地、建物の名義や、各種引き落としの名義も母に変えたり、葬儀の事もノートにまとめたり・・

葬儀に関しても色々と喪主の思うようには出来ないものなんですね・・（喪主は母でした）
母、私は父の希望どうりささやかな葬儀にしたかったのですが、叔父や隣組はなかなか納得せず
だいぶ折れた感じです

父の死を悲しむべき時に、私が最初に流した涙はそんな葛藤のものでした
なんで私こんなことで泣いてるんだろう、お父さんの事で泣けないで、こんな意見の違い
しかも１番優先されるべきは母の意見であるんじゃなかろうか？
小さくしようとか、伝えると今までは～とか、隣組のやり方は～とか、ケチるなとか・・
そうじゃなくてさ、こっちのことも考えて下さい・・とか思っちゃってね
変にケチってると思われるのも嫌だから、大切なところはランク上げようとすると、それも拒否されたり・・
価値観や考え方が違うんだからしょうがないけどさ、喪主は母だよ？

始まってしまえばあっという間だったけど、決める間のストレスと言ったら・・
終わってしまえば、後で文句言われるより言うこと聞いといてよかったのかな

母も私も、葬儀やお墓の事に関してはまったく知識がなく
今までは父がすべてをしていたし、またそういう事にマメな人だったので確かにお世話になったからお線香を・・と言う人も多いのだと思います。どこまで知らせるのか？父は手帳に知らせて欲しい人を書きだしていました
父のエンディングノート（年金手帳）です。



もともとは２０年以上前から入退院、手術を繰り返していて
１０年ほど前には肝臓がんで余命半年と宣告されました
だから、母も私もそこから覚悟を決める期間はあまりにも長く、父にとってももちろん長いものでした
（当初はがんと言うことも余命宣告も本人にはしませんでした）
見つかったときにはすでにがんは大きくなっていて、手術で取れるものではありませんでした
それでもカテーテル？や電磁波？などで何か月かごとに辛い治療や、通院をしていて肝臓がんに関してはいつのまにか治っていたようです。ですが、今度は大腸・小腸にがんが見つかり今度は手術することに、それが私の子宮筋腫の手術と同じ時期１年３ヶ月前
そこからは食事もやわらかいもの、口の中が抗がん剤の副作用で荒れてしまい熱いものも、冷たいものも取れない状態に

そんなこんながあっての、年末の救急車騒動や入院です。
もう辛い治療、痛い思いはもちろんさせたくありませんよね？
そこからの人工呼吸器、気管切開しての人工呼吸器・・
楽になると聞いていたのですが、それしか選択なかったし
親戚にも意識がある状態で会ってもらうことが出来た
それで良かったんだよね

１０日の朝電話で呼ばれて、肺が固くなって空気が入っている、針を刺して空気を抜くことはできるけど
苦痛を伴う、しかもその１つをなくしてもまた出来てしまう可能性がある、回復する見込みもなく
苦しがっている・・

最初から、とにかく伝えていたのは父が苦しまないようにして下さいと言う事
眠れる薬を入れてもらい（点滴）お昼過ぎに眠るように逝きました

最後苦しまずに逝けたので
やっと楽になったね、がんばったね・・と声を掛けました
人工呼吸器は延命治療なんですね、肺に酸素を入れているだけなのでずっとは持たないようです
呼吸器を付けてる間に肺炎が良くなって、呼吸器が外れるかも・・って思ってましたが
回復しませんでした。レントゲンを見ても肺の形がわからないほどでした

呼吸器を付けてからは意識があっても会話も出来なかったし（その前からのどを悪くしていたのでたいした会話もしてない）
あいうえおのボードで指さしたりもしたけど、言葉になってなかったな・・
最後に意識があって会ったの藤岡のハンドメイドフェスタの時（イベント後にお見舞いに行きました）
ボード言葉になってなかったけど「帰れって事？」って聞いたらうなずいた
行った途端、いつも帰りは気を付けて帰れって
今来たばっかりだよ！

あんまり居ると怒り出して、機械がピーピー鳴り出すから（血圧とか呼吸が乱れる・・）
お母さんと「帰ろう」って言ってバイバイしたらお父さんもバイバイした（お父さんがバイバイするなんて初めてだった）
それがまともに意識がある最後（私はね、母はその後もお見舞い行ってたから）
木曜日に母から電話が来て、意識がはっきりしていない・・
金曜日お見舞いに行ったけど意識もうろう・・
日曜日の朝、電話で呼び出し


人工呼吸器、自分で選択できたなら（今ならね）私なら付けなくていい、眠らせて・・って言いたい
そこでは言われなかったんだよね、選択は酸素マスクだけで苦しみながら息絶えるのを見送るのか、人工呼吸器・・
そう言われたら、呼吸器しか選べないよね？（そこで眠らせてって言えたのかな？叔父さんいたから言いたくても、自分からは言えません・・選択肢の中にあったのなら言えたのだろうか？難しいよね）

父が亡くなり、悲しい気持ちより父がもう苦しまなくていいという気持ちの方が大きいです。
だから、楽になってよかったねって思える
本当は悲しまなきゃなんだよね、でも母もやっと楽になったねよかったね、辛い思いさせてごめんねって
お線香あげてます。

だから不思議と暗い空気にはなってないんだよ、（そりゃーちょいちょいウルウルする場面はあるけどね）
母も取り乱すことなくここまで来たので良かった（泣き崩れられたら私もつられてしまうからね）

という状況の為、ブログは無理に更新しません
記事を書いていない間も気にかけていただいた方ありがとうございます。
このような心境でありますので、私は大丈夫です。
母の事も自分の出来る範囲ではありますが支えたいと思います
１人に慣れていくことを少しずつ・・
今まで父の為に我慢していた分、やりたい事、応援して行こうと思います
（食事も父に合わせたメニューであったり、お風呂も１人でのんびり入れるようになりました）
おいしいものを食べに行ったり、ちょっと遠出するのも我慢してたから
４９日を過ぎたらどこかへ行ってみようかな
春になったら一緒においしいもの食べに行こうね