阿含宗不良会員の呟き

阿含宗不良会員の呟きです。 神仏と開祖を信じ修行してるつもり。
宗務局は知らんけど。不良会員なんで(笑)。

阿含宗 Q:求聞持堂は出来ましたか?A:出来てませんが、何れ造れるかも、と。

2023年07月29日 23時11分00秒 | 日記
勝手に阿含宗Q&A
Q:求聞持堂は出来ましたか?
A:出来ていませんが、私は何れ造れるかも、と思ってます。

 開祖が求聞持聡明法の修行場所として建設構想を語っておられた「求聞持堂」。結局は建設されないまま、開祖は遷化されました。
 たとえ求聞持聡明法の修行をしたとしても、実際に成就出来るのは何万人か何十万人か何百万人かに一人でしょう。でもそのたった一人を生み出すためには沢山の母集団が必要です。求聞持堂を建設し本格的な求聞持聡明法の指導を、希望する会員さん皆にして頂きたかったと思います。
 昔聞いた話ですが、東京の平河町に東京総本部があった時代に、その建物を改築する際に屋上に求聞持堂を造ろうとしたら、近隣から「そんなワケの判らん物を造られては困る」というような猛反対があり断念したそうです。開祖の御著書『密教入門 求聞持聡明法の秘密』では、人々が通いやすい都会の中に建設する構想が語られています。
 ですが、後に開祖は「やはり、求聞持堂は本山のように、都会から余り離れてはいないが静謐な場所に造らねばならない」と仰ったそうです。
 京都市東山の本山総本殿完成後に本山境内地に求聞持堂が建設されることを期待していた会員さんは多いと思いますが、事実上の総本殿の補完施設としか思えない「錬成道場」は造られたものの、求聞持堂は建設されませんでした。
 開祖が書かれた近未来予言小説『一九九九年地球壊滅』では、「高山聖峰の求聞持堂道場」を参観した人物の発言に託して「巨大なドームの中に、大洋の怒濤に面した岩窟の瞑想場があり、サハラ砂漠のような果てしない砂漠があり、というように、空間を巧みに使って、さまざまな修行環境をつくりだしています、修行者を、極限状態に置いたり、まったく別な次元に飛翔させたりして、訓練するのです。このドームの中では、時間までも変化させてしまうようです」と語られています。(「別な次元に飛翔」「時間までも変化」は、さすがに、修行者の主観としては、という意味でしょうね。)

 巨大なドームを建設し得るような土地は阿含宗本山境内地には見当たりません。(星まつり会場を潰すわけにもいきません。)本山の在る北花山全体を見ると無くは無いですが、そこは他所様の土地です。確か開祖は、時々求聞持堂の屋根を開いて本物の特定の星を見つめて瞑想するというような事も仰っていたそうですから、一定の面積が有れば場所は何処でも良いということでもないのです。言ってみれば天文台が建てられるような場所でなければいけないわけです。結局開祖が構想するような求聞持堂を建設する条件が整わなかったということでしょう。阿含宗本山の在る場所が風致地区であるという事情も大きかったのではと思います。寺院か学校しか建設できないことになっており、具体的な計画・設計図を提出して京都市の許可を取らねばならず、プレハブ一つ勝手には建てられないのです。プラネタリウム的な特殊な機能を持つドーム状の構造物は、お役人から「これが寺院、或いは寺院に必須の付属施設と言えますか?」と言われる可能性が高いです。実際に言われたのかもしれません。
 
 話は変わりますが、阿含宗本山のお隣には京都大学理学部の花山天文台が有ります。「一般財団法人 花山宇宙文化財団 京都花山天文台の将来を考える会」のサイトを見ると、長期的目標として
「4次元デジタルシアターやプラネタリウムの投影が出来るドームを備えた宇宙科学館(天地人ミュージアム?)を設置します。」とあります。「4次元デジタルシアター」って、なんかスゴそうですね。「別な次元に飛翔」出来るのかもしれません(笑)。京都大学理学部の施設である花山天文台にプラネタリウム的なものを造るのは自然なことですから、これにはお役人も文句は言えませんね。
 お隣さん同士で似たような構想を持っているなんて、興味深いですね。
 それぞれの構想を実現する上手い方法が有ったらいいな、と私は思うのです。


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