古池(ふるち)信幸市議会通信

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富士山

2013年07月02日 | Weblog
 富士山と美保の松原が世界文化遺産に指定された。中学校の修学旅行で東京へ行った時の行き帰りも見えなかった。大学に入って、隣の部屋のK君が浜松の出身ということで、急に話がまとまり、連れて行ってもらうことになった。現地で、K君のおじさんが案内人をして下さり、3人で登りました。5合目まではバスで、それから先はゆっくりと、空気が薄くなるという初めての経験をしながら登りました。1合上がるごとに、物の値段が上がって行きました。夏の富士山は、黒い土が印象的でした。眼下に広がる樹海も初めて見ました。やっとのことで頂上に立ったときは「日本一高いところへ来れた」という喜びが沸いてきました。ところがだんだん頭が痛くなってきて、おじさんに相談すると、「山を下ったら治るよ」といわれ、20分ほど頂上付近を歩いて、須走り方面から走っておりました。なるほど、頭の痛いのも治りました。今から考えてみると、普通の運動靴と、長袖のシャツと帽子という、きわめて気楽な服装だったと思います。「富士山は逃げないからいつでも、何回でも登れるよ」言われましたが、結局、この一度だけとなっています。その後、仕事の行きかえりで、近くを通るたびに必ず山側の席に座り、見えなくなるまでずっと眺めてきました。一つだけ大きな願いがあります。「富士山に向かって撃つな。世界文化遺産の場所から兵力を引き上げること」