古池(ふるち)信幸市議会通信

豊岡市議会の様子 世の中のこと 日々感じたこと

焼却とは焼いて捨てること

2012年12月29日 | Weblog
 「新民報とよおか」の2013年1月6日号が出来上がりました。年末ですが、「謹賀新年」の言葉が入っています。12月議会で、中貝市長とごみ処理問題で処理方法の変更を求めて論戦をしました。環境面はもちろん、住民の負担面でも、計画変更が必要という観点でのやり取りでしたが、相も変わらずの、焼却方式が最良だとの答弁でした。「焼却」とは辞書によると『焼いて捨てること』とあります。同じものでも、「捨てればごみ、生かせば資源」という大原則をご存じないのかと問いました。市長は焼却熱を利用して電力が得られるということを、今回は長々と述べられましたが、電力を得る方法も、再生可能な安全な方法がいくつもあります。使用済みの燃料の安全な処理技術もない原子力発電もすぐに中止し他の方法での電力確保を政府が宣言すべきだと思います。ごみ焼却熱による電力を得るやり方も、選択すべきではありません。燃やすと必ず排気ガスが出ます。たくさんの電力を得ようとすればたくさんのごみを集めてきて燃やさなければなりません。「捨てればごみ、活かせば資源」という、言葉に挑戦する姿勢をなぜ改めることができないのでしょうか。一旦作ってしまえば20年以上ごみを焼却し続けることになります。今年は、特に竹野町の住民の多くの方が勇気を持って立ち上がられた年となりました。4ヘクタールの土地があればどこでも施設建設はできるのに、強制執行までして住民の土地を取り上げ、なぜ竹野に作るのかということも住民の理解が得られていない重要事項です。ゼロウエイスト宣言をしている町の施設はごみを燃やさないので、その町の一等地に建設され、すぐ隣に道の駅があり、レストランもあります。ごみ処理施設の隣にレストランという時代になっているのです。燃やさない処理方式を採用しているからできることです。

選挙制度

2012年12月18日 | Weblog
 新しい衆議院の顔ぶれが決まりました。自民党と公明党の政権が長く続き、景気は悪くなり、格差は広がり何とかしようということで、政権交代が行われました。3年前のことです。民主党政権は、3人の総理大臣が生まれたように大変不安定な、国民との約束を実行できない政権で、このたびは、想定外の議席減となりました。自民党は圧倒的な多数を獲得しましたが、実際はは得票も減らしています。国民の支持が寄せられたのは、約40%でした。国民は、再び自公政権がせいじを担当することに大きな期待はしていないと思います。ところが、小選挙区制という制度のために約80%の議席を占めることになりました。そもそも、選挙というものは、投票された国民の意思を少しでも正確に反映する制度でなければならないと思います。ぜひとも、あるべき姿に次の選挙から変えていただきたいものです。1票の格差についても、裁判所は、違憲の状態にあるとの判断を下しております。人口の要素と、面積の要素を加味した、区割りをする必要があると思います。このたびの選挙はその原点での問題点を浮き彫りにしました。選挙中は、デリケートな問題があり、ブログを休ませていただきました。本日から、力まずに再開しますのでよろしくお願いいたします。