古池(ふるち)信幸市議会通信

豊岡市議会の様子 世の中のこと 日々感じたこと

雑木林

2009年01月28日 | Weblog
 桃島川の左岸には、かなり民家が増えてきましたが、道路の向こう側には、滝があり、雑木林があり、手付かずの自然が残っています。冬になると、小高い木の上には、こんもりとした鳥の巣が現れてきます。今年も13の巣がありました。しばらく耳を澄ましていると、いろいろな鳴き声が聞こえてきました。大きな青サギは、よくわかりますが、数が減ったように感じました。あとは姿が見えても一瞬のことで、鳥の知識のない私には名前はわかりません。冬の弱い日差しが差し込んだ木々のどこかに、それぞれ住処を作って、春に向けて子つくりの準備をしているのではと感じました。コウノトリは,人工の巣塔に卵を産みますが、本来は、松の木に自分で巣を作って、子育てをしてきたと聞いていますが、肝心の餌が農薬汚染され、ついに姿を消してしまいました。生物の長い歴史から見ると、本当に、人類が行っている営みが正しいものなのか、大いに反省させられ、今こそ、その出来事を記録し、しっかりと後世に伝えることが大切です。そして、コウノトリも、自分で、巣を作り、餌をとり、子孫を増やしていけるよう、まず、私たちが住んでいる豊岡から、但馬から空気・水・大地を汚染しないように努力しなければなりません。

新大統領

2009年01月24日 | Weblog
 長く続いた大統領選挙が終わり、アメリカで初めての黒人大統領が誕生しました。バラク・フセイン・オバマの名前は世界中の人々が知り、そして、期待をしていると思います。経済・軍事・資源などアメリカの動向が大きく世界に影響を与えるという構造ができあがっていますが、ブッシュ前大統領の時代にかなりその影響力も弱くなったのではないのかなと感じています。以前から深刻な状況にあった所得格差、人種偏見など国力を維持、高揚させるためには障害となるものが、温存されております。それらが、克服されるのかなという期待。イラクやアフガニスタンでの軍事力の展開が終息するのだろうかという期待。憎しみの連鎖を断ち切ることができるのかなという期待。地球環境をよくするための国際的な動きに同調し、リーダーシップを果たしてくれるのかという期待。大きな権限を握ったオバマ大統領に対しては、基本的人権の尊重、武力によらない世界平和の構築、互恵平等の国際関係、実質経済の持続的な発展などさまざまな困難な課題が待ち受けていますが、手腕を発揮していただきたいと思います。

2009年01月16日 | Weblog
 元旦から半月がたちました。この間雨が降ったり、雪が降ったりして、寒の真っ只中にいることを実感しました。それでも、一の湯へ行く時に、美しい満月を眺めることができ、豊岡へ行くときには、きらきらと輝く、円山川の川面を見ることができました。世の中の出来事が暗いことが多く、何とかならないのか、何とかしなければと思います。多くの方がそのように思っておられるのではないでしょうか。今年は、ガリレオ・ガリレイが天体観測を始めて400年に当たるとのこと。宇宙に目を向け、星や月、雲や青空を眺めて、私たちが住んでいる地球のことを考える時間を持ちたいものです。『お天とうさんが見とんなるで』と親に戒められました。言い訳をしなければならないことはしてはいけないとよく言われました。空を見ると、懐かしい声が聞こえてきます。

年の初め

2009年01月10日 | Weblog
  5日には、豊岡市主催の新年賀詞交換会があり、6日には城崎消防団の出初式があり、8日には、私が会長をさせていただいている元町町内会の新年総会、9日には、日高町商工会の新年賀詞交換会とそれぞれ出席いたしました。多くの方と会いました。9日には、駅頭宣伝ということで、竹野、城崎、玄武洞の駅近くで、マイクを握り、私の抱負を訴えさせていただきました。厳しい景気の状況、雇用や暮らしの状況、だれも、厳しく受け止めていますが、具体的な解決の道筋を提案し、積極的に住民に話しかけているのは、案外少ないように見受けられます。景気を良くするために、麻生内閣は、2兆円を使って定額給付金を行うと表明していますが、私は、消費税のうち、食料品は非課税にすることのほうが、効果はあるのではと考えます。雇用や暮らしの危機を救うためには、大企業の社会的責任をはっきりさせ、内部留保金を使っての緊急対策を、政府が企業側へ指示することや、アメリカ軍への思いやり予算を削除し、軍備縮小・平和外交への転換で軍事費を大幅に減額するなど、政治家、政府が、大きく舵を切り『変』化を押し進めなければならないのが、まさに現在、その時ではないかと思います。

厳しい新年

2009年01月05日 | Weblog
  菩提寺の極楽寺の除夜鐘を撞かせてせていただきました。それもなんと、108打目という意味深な順番でした。かがり火を焚いたり、路地行燈をセットしたり、振舞酒を用意したりと、関係者の方々のご苦労がありました。2009年は、誰と会っても、「大変な年になる」との話です。いろいろな原因があると思いますが、政治の面での政府の政策の結果がはっきりと姿を現してきたといえるのではないでしょうか。福祉の面での大幅な歳出削減が行われ続けている間はあまり騒がず、トヨタ、キャノン、など日本を代表する企業が業績の低迷予測を出したとたん、重い空気が漂ってきました。福祉や、教育、地場産業、農林水産業の衰退は、国民の購買力を奪い、雇用の機会を狭めて来た上に、労働条件の大改悪で、雇用が不安定になってきました。是非、現状を少し時間を前に戻して連続の流れの中で検討してみることを、今こそしなければならないのではないでしょうか。そうすることで、緊急課題と、少し先の施策がうまく関連し、予算の効果的な執行ができるのではと考えます。新年にあたり、さらに気を引き締めて、住民の生活を守るために働かせていただきたいと思っています。