EASTERN BOYS

【2014年】　　フランス

2013年のヴェネチア映画祭でオリゾンティ賞を受賞
2015年のセザール賞3部門にノミネートされた『EASTERN BOYS』です。


監督さんは　Robin Campillo (ロバン・カンピヨ)
彼は『パリ20区、僕たちのクラス』のローラン・カンテ組の人。
ゲイをカミングアウト済みです。



今年の映画祭で上映あるかも？？？？？




　　　　　　　　　　　　≪だいたいこんなお話≫




パリ北駅　
駅の周辺にはロシア、ウクライナ、チェチェンなどから来た10代～20代前半の少年たちもたむろしている。

そんな彼らはギャングだったり男娼だったりするのだが…


ビジネスマンのダニエルはそこでマレクという青年に声をかけた。



マレクは次の日に家を訪ねると言う。


ダニエルはオリヴィエ・ラブルダン

左の人。寡黙な男がよく似合う

マレクはキリル・エメリヤノフ(Kirill Emelyanov)
24歳。7歳年上の奥さんとの間に子供がふたり。



次の日………マレクのグループの少年たちが大勢、家に押しかけ

家具など、根こそぎ持って行かれてしまった



ところが、その後、マレクが一人でやってくる。
ダニエルは結局彼を50ユーロで買ったのだった……。



マレクは度々訪ねてくるようになり、
それにつれて2人の関係も親密になってくる。
　
ギャングの一員だけれど、マリックはほんとは礼儀正しくて、とてもいい子なのだ。

ウクライナ人の彼は、チェチェンで両親を亡くしていた。
本名はルスランだと打ち明ける。


ダニエルはマレクに寝室を与えて、性的な繋がりだけではない関係を求め、
ギャングを抜けて、一緒に暮らさないか？？
と提案する。


けれど、マレクのパスポートはボスが管理しているのだ。

リーダーはキレやすくて危険(Daniil Vorobyov)


マレクのグループは郊外のホテルのワンフロアを占拠して生活している。



マレクはパスポートを盗もうとしたところを見つかって、監禁されてしまう。

電話に出ないマレクを心配してダニエルはホテルにやってくる。


マレクを助け出したダニエルは警察に、
ホテルに不法滞在者が住んでいると通報した。





ダニエルとマレクはシビルユニオンを申請中