久しぶりにマンガ以外の本です。
とは言っても、そんなに真面目な(?)本ではありません。
実際の本の表紙は↓のとおりですが、本屋さんに置いてあった本は、3分の2くらいの帯に”星飛雄馬が涙を流している”イラストが描かれていて、
「うるっとくる」
どころではなく
「俺は今、モーレツに感動している!!」
といったところでしょう。
プロ野球 うるっとくる話 価格:¥ 980(税込) 発売日:2012-08-08 |
(いや、結構真面目な本でもあった)
何かを背負った人。
自分の為以外に、何か目的を持った人は、そのために努力を怠らずに日々精進して行っています。
誰もが、そういうものを背負って、誰かのためにというのはあり得ないかもしれませんが、そういうものを持っていることは、その人をより強くしてくれるものだと考えます。
元タイガースに在籍して、惜しまれながらも2009年に引退した赤星憲広さん。
現役時代に盗塁数の車イスを毎年寄贈していた話は有名です。そのきっかけとなる話が掲載されていました。
赤星さんのファンである女性が骨肉腫にかかり、進行を止めるためには左足を切断しなければならなかった。
同じころ、赤星さんも右足を骨折、3ヶ月欠場を余儀なくされたが、二年連続盗塁王を獲得。
この姿に勇気づけられた女性は手術を決意した。
女性の話を聞きつけた赤星さんは盗塁数に応じて車イスを贈る活動を始めた。
同年八月、阪神のマジックが点灯すると、車イスに乗って彼女が宿舎を訪ねてきた。
赤星さんは「絶対優勝する」と約束し、彼女のために特別車「赤星号」を贈る決意をする。
9月15日の広島戦、赤星さんはサヨナラ打を打ち、約束をはたした。
しかし、彼女は特別車を使う日を見たまま、帰らぬ人となった。