花巻東高から北海道日本ハムファイターズにドラフト一位指名された大谷翔平投手へ入団交渉時に示された球団資料の「大谷翔平君 夢への道しるべ」です。
http://www.fighters.co.jp/
この資料。本当に良くできています。プレゼン資料のお手本のようなものです。
(会社の資料なんて文書の羅列ですから、文字を読まなければいけない状況。しかも、説明する人も、pptの文字をそのまま読んでいるだけですから。)
でも、一番の良さは、やっぱりその内容です。
「大谷選手の夢の確認」
「日本野球と韓国野球、メジャー挑戦の実態」
「日本スポーツのおける競技別海外進出傾向」
「世界で戦うための日本人選手の手法」
という四章構成でできているとのことで(全部が公開されてはいないそうですが)、その中身は事実に基づいた客観的分析によってまとめられています。
それ以外にも、サイズをB5にするかA4にするか、ページ数はどうするか(もちろん、文字サイズなども)充分に検討されたそうです。
会社での資料はお偉いさんに報告するために、カスタマイズした資料とは大きく違います。
ある意味、非常に大きなノウハウを公開したファイターズ。
大谷選手のみならず、ほかの選手においても、どのように育てていくかの方針、指針が明確なような気がします。
昔ながらのチームとは完全にイメージが異なります。
さて、この資料ですが結論として次の3つにまとめられています。
① 早期渡米と『長期活躍』の結びつきの確認ができず、むしろ、NPB実績をあげるなかで『野球技術の確立』『人としての自立』を身につけることが『MLB即戦力』『長期活躍』の可能性を高めめている
② 若年期海外進出の効果は、競技ごとに違う。日本野球においては、指導力を含む育成環境が世界トップレベルにあり、早くから海外進出する必要性に乏しい
③ 世界で戦うためには、身体能力を競うやりかたではなく、ストロングポイントとして日本人らしい技術や戦術を会得し、それを発揮することが賢明である
入団してもらいたい、大切に育てたいという感じが伝わってきます。
日本の野球界を盛り上げるために、一流の選手に育てて欲しいと願います。
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まっくろくろすけ

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