第60回全国高校軟式野球選手権は昨夏の優勝でV2を狙う中京高や8度の日本一の作新学院などの全国常連校が今年も顔を揃えました。
初出場は正智深谷高(南関東)、浪速高(大阪)の2校で、大会は8月22日に兵庫県明石トーカロ球場で開幕します。
≪ 北海道・北海道尚志学園高(2年連続12回目) vs. 近畿・京都・東山高(6年ぶり4回目) ≫
開幕戦は予選全試合無失点の北海道尚志学園高と僅差の試合を制して予選を突破した東山高の対戦。
北海道尚志学園高は18年ぶりの全国勝利となるか。伝統校の東山高が歴史を作るのか。
北海道大会決勝 北海道尚志 2-0 登別明日
近畿大会決勝 東山 2-1 南部(和歌山)
≪ 南東北・宮城・仙台商高(2年連続13回目) vs. 兵庫・神港学園高(2年連続5回目) ≫
2年連続出場校同士の対戦。
昨年、延長10回暴投でサヨナラ負けした仙台商高が初戦突破なるか、打撃力が武器の神港学園高が勇退する和田監督に10年ぶりの優勝をプレゼントできるか。
南東北大会決勝 仙台商 3-0 東北学院(宮城)
兵庫大会決勝 神港学園 5-0 洲本実(兵庫)
≪ 北関東・栃木・作新学院高(2年連続28回目) vs. 東中国・岡山・倉敷工高(12年ぶり8回目) ≫
絶対的エースを擁し予選4試合1失点の作新学院が9度目の全国制覇を目指す。対する古豪倉敷工も予選5試合を無失点の鉄壁の守備。
一試合平均6.2得点の倉敷工打線が作新・福田を攻略出来るかどうか。
北関東大会決勝 高崎商(群馬) 1-4 作新学院
東中国大会決勝 境(鳥取) 0-5 倉敷工
≪ 東京・修徳高(6年ぶり7回目) vs. 大阪・浪速高(初出場) ≫
東京都大会では全試合コールドの破壊力のある打線の修徳。激戦の大阪大会を初めて制した浪速。
両チームともに打撃には自信あり。
東京大会決勝 修徳 7-4 日大三
大阪大会決勝 浪速 3-2 河南
≪ 北信越・長野・上田西高(2年連続4回目) vs. 南部九州・鹿児島・鹿児島実高(5年ぶり8回目) ≫
昨夏、初戦で崇徳に1点差で悔しい敗戦をした上田西は4回目の挑戦で全国初勝利を目指す。
投手力に若干の不安を感じるものの、接戦を制してきた粘り強い鹿児島実。
北信越大会決勝 上田西 4-2 富山商(富山)
南部九州大会決勝 鹿児島実 3-2 開新(熊本)
≪ 東海・岐阜・中京高(2年連続20回目) vs. 四国・愛媛・新田高(4年連続17回目) ≫
過去5大会3度の優勝を達成した中京。対するは過去5大会2度の準優勝の新田の一回戦屈指の好カード。
昨夏、全国初戦で三浦学苑に延長12回で敗戦し、雪辱に燃える新田か、大会連覇を目指す中京か。
東海大会決勝 県岐阜商(岐阜) 1-8 中京
四国大会決勝 新田 4-0 鳴門渦潮(徳島)
≪ 北東北・秋田・能代高(2年連続16回目) vs. 北部九州・大分・津久見高(4年ぶり4回目) ≫
伝統の"打の能代"が第55回大会(2010)以来の優勝を狙う。出場校中唯一、予選で敗戦(大分大会決勝で岩田に1-2)を経験したが、ブロック大会で雪辱を果たした津久見。
能代打線を津久見投手陣が抑え、接戦になれば判らない。
北東北大会決勝 弘前工(青森) 1-4 能代
北部九州大会決勝 岩田(大分) 1-9 津久見
≪ 南関東・埼玉・正智深谷高(初出場) vs. 西中国・広島・崇徳高(2年連続6回目) ≫
南関東大会では強豪校を立て続けに退け、埼玉県勢として29年ぶりの全国出場を果たした正智深谷。昨夏ベスト4の崇徳は予選で僅差の試合を制してきた。
崇徳としては準決勝での中京と再戦でリベンジしたい。
南関東大会決勝 正智深谷 1-0 慶應義塾(神奈川)
西中国大会決勝 崇徳 1-0 広大附(広島)
昨夏の熱戦の感動を再び。上田西高の全国一勝を・・・もう一つの高校野球が開幕します。