「キレちゃいないよ」は、有田哲平さんや長州小力さんが「キレてないですよ」のセリフでモノマネをした、元；プロレスラー･長州力さんの「名言（迷言）」です。
1995年、高田延彦さんに次ぐUWFインターNo.2として新日本プロレスに参戦していた安生洋二さんと、長州力さんが1995年10月9日に東京ドームでシングルマッチが決定すると、安生さんは長州力さんに「210％勝てる」と発言します。しかし、試合は長州さんがサソリ固めで勝利し、試合後の会見ででた名言です。
アナウンサー：長州さん、（安生に対して）キレたんですか？
長州：あぁ？
アナウンサー：キレました？今日は？
長州：キレちゃいないよ
アナウンサー：完勝？！
長州：まぁ、結果的にはもう想像した、西村と一緒だな。潰したつもりだ
アナウンサー：横浜アリーナの時にいってましたよね。こんな差があるって
長州：うん、差はあるよ。安生もキラしたかったんじゃないか？勇気ねぇよな。うん。まぁキラしたやつは一応いねぇだろ。うん。でもキラさない限り本質的には、キラさない限りは、勝てないよな。多分。多分オレの勝負はそっからだから。あぁ。まぁ、キレていいのか、悪いのかな。あぁ。キレないで冷静に帰ったぁ･･･帰った方がな
その後、「キレる」については、長州力さんの代名詞となり、有田哲平さんや長州小力さんの影響もあって、社会的に使われる言葉になっていきました。
さて、いつの間にか、あらゆる食品の袋に書かれている「こちら側のどこからでも切れます」のような表示があります。しかし、「こちら側のどこからでも切れます」を信じて袋を切ろうとしたところ、いくら頑張っても切れず、最終的にハサミで切ったり、歯でかみ切ったりしたことがあります。
特に「醤油」「ソース」や「餃子のたれ」「納豆のたれ」とか「サラダについているドレッシング」など、種類や状態によっては「ぬるぬるすべってキレねぇ」という経験がおありかと思います。まだ、「キレちゃいないよ」ならばともかく、下手こきますと中身を盛大にぶちまけ、「」ることになります。
「こちら側のどこからでも切れます」は、「マジックカット」と呼ばれる開封加工が施された袋で見かける言葉です。または、「マジックカット」「Magic Cut」「笑顔のマーク」がついているものです。これがあるものは、実際にやってみると、「本当にどこからでもキレます」。一方、この表示がないものは、たぶん類似商品であってマジックカット製品ではありません。
この「マジックカット」とは旭化成パックス株式会社（旭化成株式会社のグループ企業）が開発した易開封加工技術および商品名で、1982年に特許申請をして1987年に登録されている同社の登録商標です。
開発のきっかけは、当時の専務が出張帰りにビールとおつまみを買って新幹線に乗った際に、おつまみの袋がうまく開けられなかったため、帰社後に、「指で簡単に開けられる袋を作れないか」と持ちかけたからだそうです。
マジックカット加工された袋をよくよく見ますと、表面には小さな三角形のキズがついています。このキズの大きさや形、キズとキズの間隔や加工面積に対する比率などを研究して試作を繰り返した結果、マジックカットの特徴だそうです。ほかにも、どこからでもまっすぐに切れる「マジックカットストレート」、粘着剤が残らずにどこからでも手で切れる結束テープ「マジックカットテープ」など、多くのフィルム包装を製造しています。
それでも、やはり、数%の確率でうまく切れないときがあるように感じます。また、「ここから切り離せます」で、一緒についている別の袋を切ってしまうことも。もしかすると、昔ながらの「ギザギザ」の方が私にとっては切れやすいのかもしれませんが。
ちなみに、マジックカットが施された製品であれば、ほとんど場合は簡単に開けることができるようですが、油や水分がついていると開けにくい場合は、「現状では袋についた油分は拭き取っていただくと、スムーズに切れると思います」とのことだそうです。
上手くいかないときは、「ずっと悩んで過ごすなんて損。『なるようになる』と思ってひと休みすればいい」ということでしょう。決して、「キレたらプロじゃないでしょう」から。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。
