野球小僧

千葉県大学野球連盟

千葉県大学野球連盟とは、千葉県内に所在する大学の硬式野球部で構成された大学野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。

2017年度秋季リーグは最終節まで優勝争いはもつれましたが、最後は全日本大学野球選手権準優勝の実力を発揮した、国際武道大が2季連続33度目の優勝を決めました。投手陣は左腕・伊藤選手(三年・横浜高)、右腕・青野選手(三年・市船橋高)の二枚看板に抑えの平川選手(三年・東海大浦安高)と抜群の安定感を誇り、チームを勝利に導きました。打線では最優秀選手賞、ベストナインを獲得した服部選手(四年・東海大相模高)、ベストナイン、新人賞を獲得した勝俣選手(二年・東海大菅生高)らを中心に、どの打者も勝負強い打撃で優勝に導きました。

所属リーグ 勝敗は2017年秋季リーグ戦
一部リーグ 国際武道大   13試合10勝  3敗 0分 勝点5
      城西国際大   14試合  9勝  4敗 1分 勝点4
      中央学院大   13試合  6勝  7敗 0分 勝点2
      東京情報大   11試合  5勝  6敗 0分 勝点2
      敬愛大     13試合  5勝  7敗 1分 勝点2
      千葉経済大   12試合  2勝10敗 0分 勝点0

二部リーグ 清和大     11試合10勝  1敗 0分 勝点5
      帝京平成大   11試合  7勝  4敗 0分 勝点3
      千葉工業大   10試合  6勝  4敗 0分 勝点3
      千葉商科大   12試合  7勝  5敗 0分 勝点2
      淑徳大     10試合  2勝  8敗 0分 勝点2
      開智国際大     0試合  0勝  0敗 0分 勝点0

三部リーグ 日大生産工学部   7試合  6勝  1敗 0分 勝率.857
      千葉大       7試合  5勝  2敗 0分 勝率.714
      東邦大       7試合  5勝  2敗 0分 勝率.714
      麗澤大       7試合  4勝  3敗 0分 勝率.571
      秀明大       7試合  4勝  3敗 0分 勝率.571
      千葉科学大     7試合  2勝  5敗 0分 勝率.286
      東京成徳大     7試合  1勝  6敗 0分 勝率.143
      東京理科大     7試合  1勝  6敗 0分 勝率.143

リーグ優勝回数 2017年秋季リーグ終了時点
一部リーグ 33回 国際武道大
      25回 千葉商科大
      23回 千葉工業大
      13回 千葉大、中央学院大
        8回 東京情報大
        7回 東邦大
        4回 日大生産工学部、城西国際大
        1回 順天堂大

二部リーグ 13回 敬愛大(旧:千葉敬愛経済大)
      10回 千葉経済大
        8回 千葉大
        7回 日本大生産工学部、東邦大、清和大
        5回 千葉商科大
        4回 国際武道大、城西国際大、中央学院大、千葉工業大
        2回 淑徳大、東京情報大
        1回 秀明大

三部リーグ 10回 帝京平成大(旧:帝京技術科学大)
        8回 麗澤大
        7回 淑徳大
        4回 秀明大(旧:八千代国際大)、千葉科学大
        3回 城西国際大、日本橋学館大(現:開智国際大)、千葉大、日大生産工学部
        2回 東京情報大、東京理科大野田、千葉商科大
        1回 千葉経済大、敬愛大、清和大、東邦大

過去に加盟していた大学
 東京歯科大 1953年秋に加盟するが1季限りで脱退
 順天堂大 創設時に加盟、1957年秋季限りで脱退。現在は東都大学野球連盟に所属
 東京農業大茂原キャンパス 創設時に加盟、1958年秋季限りで脱退

歴史
1946年の学制改革を受けて翌年に全国新制大学野球連盟が発足しました。1952年には旧制大学連盟による全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟の合併と発展的解消によって、全日本大学野球連盟が誕生します。しかし、この時点ですでに関東・甲信越地方には東京六大学野球連盟、東都大学野球連盟、東京都新制大学野球連盟、神奈川県下六大学野球連盟が存在していました。そして同年から開始された全日本大学野球選手権大会の代表枠において東京六大学リーグと東都大学リーグ以外は全て関東地区として編成され、代表決定戦を行う方法が採られました。

同年8月に全日本大学野球選手権大会が開始されましたが、千葉県大学野球連盟の結成は直前の1952年7月中旬になっています。連盟の記録によれば同年秋から総当りのリーグ戦が開始されているので、この第1回全日本大学野球選手権大会の地区予選においては、まだ連盟組織としては機能していなかったと考えられています。

翌年から関東地区の名称が東部地区と改名。1965年の第14回大会から東部地区から東京新大学野球連盟、関東五大学野球連盟が独立し、東部地区は千葉県大学野球連盟とその他の北関東・甲信越地方の大学のみになりました(1965年のみ北関東地区となりますが、翌年から再び東部地区に戻ります)。

1991年に全日本大学野球選手権大会の代表枠再編に伴い東部地区大学野球連盟が解消され、連盟単独の代表権を獲得しています。

1970年代中頃までは千葉商科大の全盛時代で、その後に千葉工業大の黄金期を迎え、途中、東邦大の一時台頭などがありましたが、1990年代には国際武道大が台頭し、黄金期を迎えています。2000年代以降は中央学院大や東京情報大、城西国際大といった新興校の台頭も見られ、国際武道大を含む4強時代になっています。

1946年 学制改革が実施
1947年 全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟が発足
1952年 全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟が合併し全日本大学野球連盟が発足。東京六大学リーグと東都大学リーグ以外は関東地区として編成。翌年までに東部地区と改称。全日本大学野球選手権が開始
1952年 千葉県大学野球連盟発足。リーグ戦は秋季から。加盟は千葉大、千葉工業大、順天堂大、東京農業大茂原キャンパス、千葉商科大、東邦大の六大学
1958年 順天堂大が脱退
1959年 東京農業大茂原キャンパスが脱退
1964年 新人戦開始
1965年 全日本大学野球選手権大会の代表枠再編に伴い東部地区から東京新大学野球連盟、関東五大学野球連盟が独立。千葉工業大が連盟代表として初出場
1966年 秋季より淑徳大が加盟
1967年 秋季より2回戦制を実施
1970年 東京理科大野田が加盟。明治神宮野球大会開始、千葉商科大が連盟代表として出場
1971年 日本大生産工学部が加盟
1972年 明治神宮野球大会の出場枠再編に伴い東部地区は関東地区2連盟(東部、東京新)に編入
1973年 中央学院大が加盟。明治神宮野球大会の出場枠再編に伴い東部地区は関東地区4連盟(首都、東部、東京新、神奈川)に編入
1974年 秋季より千葉敬愛経済大(現:敬愛大)が加盟
1975年 金属バットの使用が認められる。リーグを上位下位入れ替え制(上位5チーム、下位4チーム)に変更
1979年 二部制(一部5チーム、二部4チーム)を導入
1980年 明治神宮野球大会の出場枠が再編され東部地区大学野球連盟からは隔年の出場。同年は東部地区の代表権なし
1981年 一部リーグでの金属バット使用を不可とする。一部二部の入れ替え戦出場チームを2校に変更
1984年 国際武道大が加盟。秋季より麗澤大が加盟。一部が6チームに増加
1985年 千葉日報により優勝旗授与
1987年 一部二部入れ替え戦出場チームを1校に変更
1989年 千葉経済大が加盟
1990年 八千代国際大(現:秀明大)、帝京技術科学大(現:帝京平成大)が加盟。秋季より東京情報大が加盟。三部リーグ制に移行。明治神宮野球大会において国際武道大が連盟代表初出場
1991年 FRPバットを二部三部のみ導入。全日本大学野球選手権大会の代表枠再編に伴い東部地区大学野球連盟を解消し、連盟単独の代表権を獲得
1992年 城西国際大が加盟。二部が6チームに増加。指名打者制度導入
1995年 第一回千葉県大学・社会人対抗戦を実施
1997年 清和大が加盟
2002年 日本橋学館大(現:開智国際大)が加盟
2005年 明治神宮野球大会における出場枠再編成に伴い、関東地区5連盟(関甲新、千葉県、東京新、首都、神奈川)による代表決定戦に出場
2007年 千葉科学大が加盟
2016年 タイブレーク制度(1アウト満塁)を導入
2016年 東京成徳大が加盟。全日本大学野球選手権大会にて中央学院大が準優勝
2017年 全日本大学野球選手権大会にて国際武道大が準優勝
2017年 開智国際大がケガなどにより人数不足で二部リーグの出場を辞退し三部へ自動降格。三部優勝の日大生産工学部が自動昇格

運営方法
加盟校数の関係から前シーズンの成績を基にし、一・二部6校、三部8校に分けたブロック運営を行なっています。最上位リーグを一部リーグ、中位リーグを二部、最下位リーグを三部としています。

対戦方法
各部それぞれの方式で順位を決め、各シーズン終了後に各部の間で入れ替え戦を実施しています。
一部・二部:春季と秋季にそれぞれ2戦先勝方式の総当たりによる勝ち点制でリーグ戦を実施して、引き分けは再試合になります。
三部:春季と秋季にそれぞれ1戦固定方式の総当たりによる勝率制でリーグ戦を実施して、引き分けも有効とします。

順位決定方法
勝ち点制:同一対戦校に勝ち越した場合に勝ち点1を獲得し、勝ち点が多い方が上位になります。勝ち点が同じ場合は全体の勝率比較によって順位を決定します。勝ち点も勝率も同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行い、必要がない場合は前季リーグ戦の順位を持って決定します。決定戦の成績はリーグ戦の成績に加算しません。
勝率制:当該チームの全勝数を引き分け試合を除いた全試合数で割ったもの。その数値が高いチームを上位とします。

入れ替え戦
各部のリーグ戦の終了後に上位リーグの最下位校と下位リーグの優勝校との間で対戦を組み、勝者チームを次シーズンの上位リーグの所属とします。敗者チームは次シーズンは下位リーグ所属となります。対戦方法は2戦先勝方式。

試合会場
1980~1990年代までは千葉工業大茜浜球場で一部リーグ戦を行っていました。その後は千葉工大が二部落ちすることもあり、ZOZOマリンスタジアム、千葉県野球場(千葉天台野球場)、青葉の森野球場、ゼットエーボールパーク、JFE東日本犬成球場、長生の森野球場、柏の葉公園野球場、城西国際大水田記念球場、淑徳大更科球場を利用しながら試合を実施しています。
二部以下は各大学のグラウンドや上記の公営球場も一部利用しています。また、月曜日以降に試合が実施される場合は、一部が城西国際大水田記念球場、二部が千葉工業大茜浜球場、三部が淑徳大更科球場を利用しています。

全国大会成績
国際武道大   全日本大学野球選手権大会 出場18回:準優勝 1回
        明治神宮大会       出場  7回
千葉商科大   全日本大学野球選手権大会 出場10回
        明治神宮大会       出場  3回:ベスト4 1回
中央学院大   全日本大学野球選手権大会 出場  7回:準優勝 1回
        明治神宮大会       出場  2回
千葉工業大   全日本大学野球選手権大会 出場  8回:ベスト4 1回
        明治神宮大会       出場  1回
東邦大     全日本大学野球選手権大会 出場  3回
        明治神宮大会       出場  2回
日大生産工学部 全日本大学野球選手権大会 出場  3回
東京情報大   全日本大学野球選手権大会 出場  2回
城西国際大   全日本大学野球選手権大会 出場  1回

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
ここの連盟は事前リサーチ対象でした。
でも、今考えますと・・・

私からしてみますと、東京と千葉の境がよく分からないので、まあ、いいかと。
でも、幕張から先で東京を名乗るのはちょっとどうかなと。

梨汁ブシャー!!
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

全くわからない大学名ばかりです。
千葉県とついている連盟なのに結構東京の名前があるんですね。
TDRと同じ感覚ですかねぇ~

結構我が県と関係深い県なのですがあまりよく知らないです。
20世紀梨繋がりだけかな!?(笑)
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