野球小僧

第68回 全日本大学野球選手権大会 二回戦 明治大(東京六大学) vs. 福井工業大(北陸)

大学日本一を目指す全日本大学選手権大会第3日は二回戦7試合が行われました。

明治神宮球場:第一試合 / 明治大(東京六大学) vs. 福井工業大(北陸)
福井工0002000 |2
明治大0002331x|9

一回戦、上武大学に5-3で勝った福井工業大と、二回戦から登場した3年ぶり18回目出場の明治大の対戦。

大会初戦となった明治大は4回表、先発・伊勢選手が連打を浴びて2点を失い先制を許す。しかしその裏、陶山選手のタイムリーヒットなどで試合を振り出しに戻すと、続く5回には北本選手のタイムリーヒットなどで3点を追加。さらに6回には1アウト一・二塁で北本の3ランホームランが飛び出し、一気に福井工業大を突き放す。

結局、明治大が7回に1点を加え、9-2としたことで、7回コールドで終了。エース・森下選手を温存できた明治大にとっては、幸先良いスタートとなった。

明治神宮球場:第二試合 / 東洋大(東都大学) vs. 桐蔭横浜大(神奈川)
東洋大013001020|7
桐蔭大000000010|1

二回戦から登場する東洋大と、一回戦で中京学院大を逆転サヨナラで破った桐蔭横浜大の対戦。

大会初戦となる東洋大は、今大会注目のエース・村上選手が7回2安打無失点のピッチングで、評判どおりの活躍を見せた。この好投に打線も応え、2回に先制すると、3回も山崎選手のフェンス直撃の2ベースヒットなどで3点を追加。

6回には、この日全打席出塁の松本選手がソロホームランを放つ。対する桐蔭横浜大はさらに2点を失った8回、東洋大の2番手松澤選手から1点を奪って、コールドを阻止するのが精一杯だった。

明治神宮球場:第三試合 / 東京農業大北海道(北海道学生) vs. 大阪体育大(阪神大学)
東農北000000030|3
大体大110000000|2

一回戦、近畿大学工学部との接戦を制した東京農業大北海道オホーツクと、高知工科大戦にサヨナラ勝ちを収めた大阪体育大の対戦。

序盤は大阪体育大のペースで進む。1回裏、フォアボールのランナーを送りバントと犠牲フライで三塁に進め、さらに2アウト一・三塁。ここで一塁ランナーが盗塁、一・二塁間に挟まれている間に三塁ランナーが還り、ノーヒットで先制。2回表にも足を使った攻撃で1点を追加。

7回までゼロ行進の東京農業大の反撃は8回。2アウト一・二塁で榎本選手が、2試合連続の3ランホームランで逆転。最後は継投で逃げ切り、ベスト8進出。

明治神宮球場:第四試合 / 福岡大(九州六大学) vs. 城西国際大(千葉県)
福岡大000001100|2
城西国43100000x|8

福岡大は星槎道都大を下しての勝ち上がり。対する城西国際大は一回戦がシードでこれが初戦。

城西国際大は初回から福岡大投手陣に猛打を浴びせ、1回表、城西国際大は岸添選手が先頭ホームラン。高橋選手もライト前ヒットで続き、1アウトから花岡選手がセンター前ヒット。村上選手はフォアボールを選んで1アウト満塁。ここで 福岡大は先発・藤松選手がボークを犯して、1点を追加。さらに1アウト二・三塁から梅田選手もライト前タイムリーヒットを放つ。城西国際大は初回に6安打を浴びせ、4得点。2回裏にも福岡大2番手ピッチャー・高田選手、3番手の上原選手を攻略。村上選手のタイムリー3ベースヒットなど3得点を挙げ、リードを7点に拡げる。城西国際大は3回裏にも1点を追加し、8-0。

守っては先発の中島選手が好投。130km/h台の速球とチェンジアップ、スライダーなどで10奪三振。福岡大は6回、7回に1点ずつを挙げてコールドからは逃れたが、序盤の大量失点が響いた。城西国際大が快勝し、昨年の国際武道大に続く、千葉からのベスト8入りを決めた。

東京ドーム:第一試合 / 佛教大(京滋大学) vs. 愛知工業大(愛知大学)
愛工大000010000|1
佛教大20101000x|4

一回戦の八戸学院大戦で、9回裏に4点を取って4-3と逆転サヨナラ勝ちした佛教大と、東日本国際大を7-3で退けた愛知工業大の対戦。

佛教大は初回、2アウト一・三塁から木岡選手のタイムリー2ベースヒットで2点を先制。佛教大は3回にも1点を加えると、3-1とした5回裏、1アウトから石井選手が大会第13号となるソロホームランを放ち、リードを広げる。

投げては先発の中山選手が9回120球を投げ抜き、9安打1失点の完投勝利。愛知工業大は2回、6回、そして7回にノーアウトでランナーを出すも、中山選手を攻略し切れずに回戦敗退となった。

東京ドーム:第二試合 / 九州産業大(福岡六大学) vs. 大阪商業大(関西六大学)
大商大110000000|2
九産大001000000|1

大阪商業大は一回戦で日本文理大学を撃破。九州産業大は一回戦がシードで、この試合が初戦。

試合は1回表に大阪商業大が1アウト一・三塁のチャンスに小野寺選手が犠牲フライを放ち、1点を先制。2回表にも2アウト三塁から植田選手のタイムリーヒットで2−0とリードを広げる。九州産業大は先発の福森選手が、最速149km/hの速球とスライダーで迫力は見せたが、4回にもピンチを迎えて降板。

大阪商業大は一回戦で好投したエース・大西選手を温存したももの、橋本選手が好投。3回裏に味方のエラー絡みで1失点を失ったが、打たせて取る効率的な投球で、わずか107球で9回1失点完投勝利を挙げ、大阪商業大がベスト8進出を決めた。

東京ドーム:第三試合 / 東海大(首都大学) vs. 宮崎産経大(九州地区南部)
宮産大10000000000 |1
東海大00100000001x|2

一回戦で立命館大学に4-3で逆転勝ちした東海大と、環太平洋大を7-2で下した宮崎産業経営大の対戦。

先手を取ったのは宮崎産経大、1回表1アウト一塁から八木大選手のタイムリー2ベースで先制。対する東海大は、3回裏にノーアウト一塁から千野選手のタイムリーで追いつく。4回以降は宮崎産経大の杉尾選手、3回からリリーフで登板した東海大の松山選手が好投。スコアボードにゼロが並び、タイブレークで行われる延長戦に突入。

宮崎産経大は、10回、11回とランナーを三塁に進めたものの無得点。一方、東海大は11回裏バント成功で掴んだ1アウト二・三塁のチャンスで、藤井選手がタイムリーヒットを打ち、サヨナラ勝ちでベスト8進出を決めた。


コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。
そうですね、鳥取大の名前がないのは寂しいですよね。
ほとんどの四年生は、この春で引退です。秋からは新チームとなるところが多いと思います。
この暑い夏に鍛えて、秋には戦力になって欲しいですね。
eco坊主
おはようございます。

各試合でいい試合、熱のこもったゲームがされているようですね。
ここに名前が出てこないのが悔しいですわ!

秋、そして3年となる来年2020年大いに期待してますぞ!
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