表参道のニールズヤードが経営する
マクロビカフェ「BROWN RICE」(ブラウンライス)

奥に進むとお店があります。

店内は満席だったので、寒いけどテラス席へ。
備え付けのブランケットだけでは寒いですが仕方ないです。

「日替わり一汁三菜」をいただきました。

視覚的にとても綺麗。シンプルでオシャレ。
曲げわっぱの中は豆腐田楽、煮物、ヒジキ煮、ホウレン草ゴマ和え。

玄米ご飯にムカゴが入っていたのは嬉しかったです。
でも、玄米の臭みがもろに出ています。
玄米は上手に炊くと臭みは出ませんのに。

香の物。

お味噌汁。

ほうじ茶にビスコッティ付き。

感想は… う~ん…
正直に書きます。やっぱりね、という感じです。
今までもマクロビ、ビーカン、スローフードのお店に行く度に
大体どこも同じ感想だったのですが、こちらも例外ではありませんでした。
原材料は安心安全で質の良いものを使っているのはわかりますが
お味がね…
どうしてマクロビ系のお店ってこうも判で押したように薄味なのでしょうか。
薄味=ヘルシーっていう方程式が呪文のように
頭の中にインプットされているかのよう。
私、関西の出身ですから濃いお味は苦手です。
それでもここまで薄味だとお料理を食べた気がしません。
以前も書きましたが、高血圧や腎臓病などで塩分制限が必要な人以外に
こんなに薄味にする必要性があるのでしょうか。
食事はまず、美味しいことが基本です。
マズイものを「体にいいんだ、いいんだ」と無理に言い聞かせて納得しているような
そんなものをいつも感じてしまうんですよね。この手のお店に来ると。
お隣の席では若い女性が終始、白熱したマクロビ談義。
こういう人たちにはこういうお店ってすごく輝いて見えるんだろうなあ。
よくこの手の人たちは「素材本来のお味が調味料で消されてしまうから」と言うのですが
私は今まで、素材のお味や風味が消されてしまうほど
調味料を大量に使用しているお料理にはお目にかかったことがありません。
調味料は素材の風味を消すものではなく、引き立てるものだと思うのですが。
また、テラス席はニールズヤードの店舗と至近なので
強烈なアロマの香りが漂う場所で食事をする羽目になります。
いくら良い香りでも、香水を嗅ぎながら食事をするのと同じです。
こういう点に配慮が行かないものでしょうか。

お店はオシャレだし、接客も良いのですが
やはりこの手のお店には進んで行こうとは思いません。
マニアックなマクロビアンやビーカンさんには聖地のようなお店なのでしょうが
私は再訪はないでしょう。