福岡写真倶楽部

ブログを引越ししました。

EF17-40mm f4.0 装着フードについて

2010-11-22 17:36:25 | ミニミニ写真塾
キヤノンのAPS-Cサイズカメラは、レンズの焦点距離が1.6倍に変わりますね。

フルサイズカメラの使用を前提のEFレンズを
そのまま使用すると・・・・
本当にフードはその役割を果たしているのでしょうか?



「EOS 7D」に「EF17-40mm f4.0」を付けると
実際の焦点距離は・・・
「約27-64mm」となってしまいます。

焦点距離は標準レンズに近いものの
付属フードは広角のままです。
しかも、お化けキノコと酷評されるほど
評判の悪い「EW-83E」は、心情的にもどうにかしたいもの。










そこで・・・いろいろ調べたところ、
「EW-83DⅡ」が、適合するようで
さっそく、装着してみた!









んん~~~~~ピッタリだ!!!

ケラレも無い!



ひとまず安心したが
広角レンズのフードは、機能もさることながら
デザインも考えてもらいたいものだ・・・
価格ももう少し安くていいんじゃない?????

あっ!
それから・・・

レンズの塗装と、フードの塗装は
画一して欲しいな!


よろしくね!キヤノンさん!!




フレアーとゴースト

2009-07-16 23:07:32 | ミニミニ写真塾
光が直接レンズにあたることで、
レンズ内部で光が乱反射して起きる現象。

フレアーは画面がぼんやりとボケたようになり
著しく解像度が落ちてしまいます。

ゴーストは必要のない光の痕が形として現れます。
(六角形や八角形など・・・。
 実はこのゴーストの形が、レンズの絞りの形なんです)

フレアーやゴーストの対策は
レンズにはフードを装着する。
直接、レンズに光が当たる場所で撮影しない。
レンズにカビや埃を付着させない。
  ・・・などです。

フレアーやゴーストを総称して、ハレーションと呼ぶこともあります。
フードを装着してもレンズに光が入るときに
手や紙や傘などを使って、レンズが影になるように工夫する行為を
「ハレ切り」といいます。
(写真倶楽部のメンバーが、ハレ切りって言葉を使ってたら
 ああぁぁ~~アレのことか!!って思ってくださいね)


※ハレーションを写真表現の方法として
 用いる場合もありますが、高度なテクニックを必要とします。



画像は、ハレーションが写り込んでしまった写真です。



レンズのお話(歪曲収差・1)

2009-07-16 22:29:12 | ミニミニ写真塾

最近は、高倍率ズームといって超広角から超望遠まで
たった1本で撮影できる便利なレンズが、たくさん発売されていますね。

もう、他にレンズを買い揃えなくてもいいんんじゃない?・・なんて
思ってしまうほどです。

そこで、今回は「収差」というお話をすることにします。

レンズの中には、たくさんの枚数のガラスレンズが入っていて
「きれいな写真」が撮れるように設計してありますが・・・
どうしても、面倒で厄介な「収差」という現象が起こってしまうんです。

レンズには、5つの収差があって、これを
「ザイデルの5収差」と呼んでいます。

※ザイデルの5収差
 「球面収差」「コマ収差」「非点収差」「像面湾曲収差」「歪曲収差」

その中でも、今日は「歪曲収差」について、お話しましょう。



レンズのお話(歪曲収差・2)

2009-07-16 22:28:33 | ミニミニ写真塾

歪曲収差
つまり、まっすぐな物が、まっすぐに写らない現象です。

ズームレンズの望遠側で「糸巻型歪曲収差」
          広角側で「樽型歪曲収差」が、よく発生します。

この現象を抑えて、発生を少なくするために
「非球面レンズ」「蛍石レンズ」「回折光学素子レンズ」などが
高級レンズに組み込まれています。


でも、普通の風景写真の撮影などでは、高倍率ズームレンズが
圧倒的に便利なんですね!
それに最近、新しく設計された普及型高倍率ズームレンズでも
ひと昔ほど、歪曲収差が頻著に現れるレンズも少なくなりました。

※撮影するときに、画面の隅にまっすぐなモノが入るようだったら
 ちょっと気をつけるようにしてネ!





記録メディアの寿命

2009-05-21 22:49:22 | ミニミニ写真塾
デジカメで撮った画像は整理して、CDやDVDなどに保存しますが
  このような記録メディア(SDカードやコンパクトフラッシュなども
  含みます)の、寿命についてチョット考えてみましょう。

えっ寿命っどういうことって、思ってしまいますが、
原因は「書き換え回数」や「メディア自体の耐久性」が、挙げられます。

一般的な耐久年数は・・・
CD-R・・・・・・・・・・・10年程度
CD-RW・・・・・・・・・・数10年~100年程度
各種メモリーカード・・・ 10年以上

記録メディアは歴史が浅いため、実験結果での予測値でしかありませんが
品質や個体差、環境などで違いが出てきます。


そこで、保存上の注意なんですが・・・
直射日光に当てない
湿気の多い場所に置かない
濡らさない
傷を付けない
荷重をかけない
指紋やホコリを付着させない
強い磁気の近くに置かない

実際には、メモリーカードの場合にはコネクターの接触部分の
磨耗や破損などが原因で使えなくなるケースが多いようです。

大容量メディアに保存した大量の画像が
傷ひとつで・・・さようなら・・しちゃうこともあるわけで
対策としては・・・
定期的に新しいメディアにデータを移す。
複数のバックアップをとっておく。
・・・という自衛策を行いましょう。

メーカーでは「通常の使い方で寿命が原因による故障は起こらない」
というのが、各社共通の見解です。


くれげれも記録メディアには優しくしてね

     













精機光学研究所

2009-05-21 22:43:38 | ミニミニ写真塾
1933年(昭和8年)
内田五郎、内田三郎、前田武男の3名が
「精機光学研究所」を設立し、日本初のカメラを作ろうと
研究開発に取り組んでいました。
当時、ドイツ製の「ライカ」や「コンタックス」が
世界市場を独占していたので、三人の研究は「世界への挑戦」でした。

1935年(昭和10年)
国産初のライカ型レンジファインダーカメラが製造されました。
製造台数、わずか1000台 (現存するものは131台)

近江屋写真用品株式会社を販売ルートとし
その商標名から「ハンザ」と名付け、
ボディーは精機光学研究所、距離計とレンズは日本光学としました。
(画像参照)

精機光学研究所は社名を「Canon」に変更し
日本光学は「Nikon」となりました。
現在は、このふたつの大企業が世界シェアを占めて
ライバル関係にありますが
日本でのカメラ歴史草創期では、
両者は協力関係にありました。



町の小さな研究所からはじまったカメラ作りは
世界の総合精密機器メーカー「Canon」として
新しいデジタル映像表現のありかたを
提案、開発するまでに至りました。









UDMA・・・って何?

2008-01-22 12:41:10 | ミニミニ写真塾

デジタルカメラの高画素化に伴い、大容量メディアが要求されるようになるのですが
それと同時に、パソコンとメディアの高速転送も必要になるわけです。

UDMAは「Ultra Direct Mamory Access」の略で
パソコンとハードディスクを接続するための
インターフェイス規格であるIDEの拡張仕様を指す言葉です。

例えば・・・
1010万画素のEOS40Dと
2210万画素のEOS-1D MarkⅢでは
普通に考えると、
画素数1010万画素の40Dの方が、2210万画素のEOS-1DsMarkⅢより
転送記録速度が速いように思いますが
EOS40Dは、UDMA非対応で
EOS-1DsMarkⅢはUDMA対応ですので
同じ容量のデータを転送する場合、結果的に、
EOS-1DsMarkⅢのほうが速くなるわけです。

現在、UDMAに対応しているデジタル1眼レフカメラは
・オリンパスE-3
・ニコンD3、D300
・キヤノンEOS-1DsMarkⅢ
・ソニーα700
・・・・・・・など、フラッグシップ機に限られていますが
3月に発売されると噂されるキヤノンEOSキスデジX後継機が
UDMA対応とも囁かれています。


また、代表的なUDMA対応CFは
・サンディスク ExtremeDucatiEdition
         ExtremeⅣ
・レキサー Professional UDMAシリーズ
・ハギワラシスコム ZⅢシリーズ
・ソニー300x(NCFC)シリーズ
・・・・などです。


従来のUDMA非対応メディアですと133倍速(20MB/秒)でしたが
UDMA対応ですと300倍速(45MB/秒)にまでなりました。


(画像はサンディスク製のExtremeDucatiEdition 8G)




魅惑の単焦点レンズ

2007-06-21 20:53:56 | ミニミニ写真塾
単焦点レンズ・・・焦点距離が一定で変えることのできないレンズ。
つまりズームレンズではないわけで、撮影者自身が被写体に近づいたり
遠ざかったりしながら、画面構成を考えて撮影するわけです。
フットワークが重要になるので撮影には表現力が求められ
苦労するかもしれませんが、そのぶん「感動の差」は歴然といったところでしょう!


開放F値が明るいのでファインダーも明るくなりピントが見えやすくなります。
背景のボケ量も大きく、その描写力はズームレンズでは味わうことのできない
魅力があります。

「名レンズ」と呼ばれるほど、人気の高い単焦点レンズも数多くあり
流行にとらわれない卓越した高性能を備えています。

ズームレンズが当たり前の時代に、あえて単焦点レンズを
味わってみるのはいかがでしょうか。

いつまでも長く付き合っていられる
大切な1本のレンズで「感動写真」を撮るのは、
まさに至福の時間と言ってよいでしょう。

さぁ!魅惑の単焦点レンズの世界へ!






有名人のお宝カメラ

2007-05-30 23:36:58 | ミニミニ写真塾
DO楽

スポーツキャスター:益子直美さん
経済アナリスト   :森永卓郎さん
作家         :森村誠一さん
工学博士      :北野大さん
考古学者      :吉村作治さん
漫画家       :水木しげるさん

・・・・など
多くの著名人が語る「カメラ・写真の魅力」とは・・・・。

是非、お読みください!






職人の道

2007-05-29 22:31:59 | ミニミニ写真塾

以前、中洲の寿司屋へ行ったときの話です。

そこは、初老の主人がひとりで営むカウンター席だけの小さな店でしたが、
お客を迎え楽しませる演出が随所に表れていました。
玄関には白い玉砂利が敷き詰められ、飛び石を歩く傍には
竹林と石庭が和風の灯りに照らされ、静かな空間を作り出していました。

威勢のいい寿司屋のイメージとは違う、大人の雰囲気が漂う店内。
季節の花を使った箸置き。
車海老、真鯛、ハマチ、アワビ・・・・。
生簀の中はどれも活魚でした。

「上にぎり、お願いします」
・・・しばらくすると、
芸術か!と思わせるような寿司が
絶妙のタイミングでにぎられていきました。

「見事!」というほかありません。

主人と、たわいない世間話をしながら
僕は気になることを尋ねてみました。

「失礼ながら、ひとつ尋ねてもよろしいでしょうか?」
「はい」
「寿司で最も大切なものは何でしょう。
 ネタですか?シャリですか?・・・それとも技ですか?」
主人は動じることもなく、微笑みながら
「その・・・三つの調和でございます」
「ほう・・・・なるほど・・」
「しかし、それ以前に心を整えることが大切です。
 私も70を過ぎましたが、日々精進だと思っております」

年の離れた僕にも、この主人は頭を下げながら語ってくれました。


どうやら写真の世界も「機材」や「被写体」「テクニック」だけでは
語れない・・・「写真道」があるような気がして
僕は、おいしい寿司を食べた以上に何か大切なものを得た気持ちになりました。

その店をあとに外に出れば、町はすっかり夜になっていました。















ノートリミング

2007-05-23 08:01:03 | ミニミニ写真塾

フィルムや撮像素子の縦と横の画面比率が
プリント用紙(印画紙)の画面比率と異なる場合は
写真の左右どちらかがカットされて仕上がってきます。

フォトコンテストや写真展などに使用する場合は
「ノートリミング」で指定してプリント依頼すると良いでしょう。

※ワイド4切、ワイド6切がフィルム比率に近いので
  「ノートリミング」でプリントしても
  上下の余白が少なくてすみます!