斯く語りき

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まぁ、順調にいって3選はないでしょう

2019-01-30 04:00:00 | 社会部

明石市長、辞職否定 市長選で「有権者の判断仰ぎたい」

市長という立場は自治体の長(おさ)ではあるものの、その地域に住む住民の代表として選ばれています。そこから考えれば彼の発言は到底許されることではないです。早急に議会はリコールを決議するべきでしょう。

彼の経歴を調べてみましたが、NHKから弁護士になったとのことで、同期には橋下徹氏がいる様です。まぁ、橋下氏と馬が合うのであれば今回の様な発言も十分に有り得たのでしょうか。

道路拡張工事に於ける用地買収が簡単ではないことは私も理解しますが、それでも自治体の長として住民の間に入って交渉を進めていくのが本来の姿です。勿論、相手も事情がありますから簡単には立ち退きなんてできないです。生まれ育った場所であれば尚更で、その気持ちは市長としても痛いくらいに理解していた筈です。

そもそも論として、今回の件に至る過程で市長以外に工事関係者は入っていなかったのでしょうか。あの発言は市長が独断で決めたことでしょうか。もしかしたら業者との板挟みになって暴走したと考えられないでしょうか。

業者側は予算が出た以上、それを有効に費やす為に工期の遅れは避けたいと思うのは当然のことで、用地買収が遅々として進まないと他の仕事とのスケジュールの兼ね合いもでできますから市長に発破をかけてきます。市長は市長で用地買収に費やせる予算の問題がありますから相手が渋ると自動的に板挟みになります。

然し乍ら、それでも長として、況してや弁護士という職業を経ているのであれば尚更きちんと話をし続けなければならない筈です。それなのに放火してしまえなんて話ではバブル期の土地ころがしと同じです。

仮に彼が3選を果たしたとすると、ますます相手が渋ったり思わぬ手段で反撃に出てくるかもしれません。まぁ、その前に今回の件で市民全体から信頼関係を失いますから再選は無理でしょうが