一定の効果は出ると思うんですが、これはあくまでも【健常者】であることが大前提であって、そうでない場合、即ち高齢者の運転や飲酒運転の現実が改善されていない中では早い段階で頭打ちになるのではないでしょうか。JR西日本が、遮断機と警報機のない「第4種踏切」の安全対策として、手押し開扉式の「踏切ゲート」を開発しました。https://t.co/0IRVM60GQR
— 毎日新聞 (@mainichi) February 18, 2021
遮断器があろうがなかろうが、それに対する理解力が乏しくなる高齢者や飲酒運転は関係なしに踏切に進入してきます。また、たとえ健常者であったとしても突発的な原因で意識を失うことだってある訳です。
そこから考えれば、どれだけ策を講じても何処かの段階で頭打ちになると思うんですよね。
勿論、自らの命を絶つ行為でも同じことで、とにかく電車との人身事故が日常生活の中で珍しくなくなってしまった訳ですから、たとえ都心部でホームドアを設置したとしても其れを掻い潜って飛び込む可能性は捨て切れない訳です。
もう鉄道会社としての対策は限界に来ています。況してや新型コロナウイルスの影響で利用者激減になり本来の収益を出せなくなっています。それに既存の駅や線路、高架化したことに対する投資の回収もありますから尚更です。ここから先は利用者である国民全員が対策を打ち出すしかないと思うんです。
とにかく国民が社会情勢を安定させなければ対策も十分な効果が出せません。今日まで国民は嫌なこと・面倒なことを全て先送りしてきました。それまでに状況が好転したというのは先送りが成功しただけだったんです。もう先送りできる余裕がなくなってしまった以上、国民が本気で国を立て直さないと終わるだけだと思うんです。
たかが踏切に設置された手押しゲートでも、その背景には現実社会があり、それを真剣に見つめてこなかった我々がいるんです。私が書くものの大概の結論は政治になりますが、とにかく国民が息をすることでさえ政治が密接に絡んでいるのですから仕方がないんです🙄。