そもそも論として、今回の台風の大きさが尋常ではなかった訳ですから、どれだけ対策を施していても被害をゼロにするのは不可能です。【浸水範囲 東京ドーム5000個分】https://t.co/bgFxMrbSQE
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 16, 2019
台風19号による浸水範囲が少なくとも2万3000haを超えることが16日、国交省の資料で分かった。東京ドーム約5000個分に相当する広さで、河川の堤防決壊や、氾濫の影響の大きさが改めて浮き彫りに。
ただ、今回の傷痕を見ると、これまでの日本国民の在り方(姿勢)のツケが出てしまったと言わざるを得ません。自分たちが何を基軸に国で暮らしていくのか、何を目標に日本の歴史を継続していくのかなどの姿勢が定まらないことが、こうした自然災害によって脆さを露呈してしまったと思います。
例えば、先日にも記した武蔵小杉に於ける水害を採ってみても、過去に多摩川は氾濫した記録があるのに、それを無視して1つのトレンドという軟い言葉で称して大きく街を発展させてきました。
きちんと歴史を振り返り、この場所で暮らすにはリスクを覚悟しなければならないという意識が定着していたら今日の様な発展はなかったでしょう。
残念ながら、これから先に待ち受けているのは急速な廃退です。住居も高値では売却できないでしょうから腹を括って住み続けるか買い叩かれても売却してしまうかの選択を迫られます。
建物そのものの維持管理も満足にできなくなれば壊すこともできなくなりスラム化します。ただでさえ川崎市という場所は治安が悪いというイメージがある中で巨大なスラム街が誕生してしまっては半永久的に汚名を雪ぐことは不可能になるでしょう。
現在の日本の国力では辛うじて残されているものを辛うじて維持させているだけで、それが一度でも且つ大きく壊れてしまうと復活できません。そこに投資できるだけの金銭的余裕も、復活させる為の人員の確保も少子化によって阻まれています。
明確な目的もなく、ただ行き当りばったりな日々を過ごしてきたことのツケが様々な面で将来を暗くし、そこに自然災害がやってきて余計に未来と希望を失わさせてしまった訳です😩 。
~②に続く~