斯く語りき

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いろいろな理由が考えられそうです

2019-01-23 03:15:00 | 社会部

資材置き場に頭部白骨遺体、千葉 白井市、成人か

明らかに殺害があり、その犯人が警察からマークされた上であれば自供で遺体発見現場も特定されるでしょうが、世の中には其の様な兆候が全くない儘に誰かが亡くなり、こうした形で発見されることが多々あります。そして今後も増え続けると思います。

例えば空き家になって何年も経っている物件があったとして、その所有者が漸く重い腰を上げて解体を業者に依頼したとします。そんな所有者であれば解体は可能な限り費用をかけず、早急に終わらせたいと考えていたとしたら、その旨を業者も了承していたとしたら、解体中に何かしらが発見された時の対応を忖度すると思うのです。

公共工事に於いて途中で遺跡などの発見があった際、それを報告すると調査が入るので工期全体に遅れが生じます。然し乍ら、業者は計画された工期と予算で動いているだけに遅れが致命傷になります。そうなると場合によっては何かが見つかっても報告しないで埋めてしまう可能性は十分にあると思います。

公共工事でさえ其の様な対応をするのであれば、民間の工事であれば尚更なにもなかったことにする可能性は高くなると思います。

勿論、本当に何も知らず、何かの拍子に紛れ込んでしまった可能性も捨て切れませんが、民間が絡む極々小さな工事であれば其の手の可能性は幾らでもあると思うのです。

今回の件を何処まで調べられるか判りませんが、解体現場から出た木材や金属を集めているとすれば、その数も相当のものになりますし、それらが完全に置き場で混ざってしまったとしたら、そこから足取りを掴むのは簡単ではないでしょう。況してや白骨遺体だと詳しい調べをした上で死因を特定し、そこに殺害の痕跡があれば事件として動き出すと思いますが、犯人逮捕は暫く先になるでしょう。

今後、少子化の影響で若い世代が活動できる範囲が間違いなく狭まります。そうなると何年も放置される遺体が増えていきます。その中には私も含まれているかもしれませんが、こうした背景を作ってしまった一人であることを思うと致し方ないと思っています