斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

◎誰でも立候補できない。但し、供託金は不要

2019-11-17 23:45:00 | 政治関連

これからの時代に適した選挙制度を考えてみましたの続きです。

現在の制度では被選挙権があっても簡単には立候補できません。何故ならば【供託金】というハードルが存在するからです。

この供託金というのは、誰もが立候補できてしまうと収拾がつかなくなるのと、当落関係なく立候補をすることで名を売る、即ち売名行為になることを避ける為にある制度です。そして一定の得票がないと没収されるデメリットを持っています(落選しても得票に達していれば戻ってきますが例外もあります)。

然し乍ら、この制度があっても何度も同じ人が立候補している現実があります。制度ができた当時の時代背景も貨幣価値も違ってきているので、この程度の金額なら普通に出せてしまう様になってしまった訳です。

誰だとは記しませんが、某発明家やマック某という人たちは何度も立候補していますが、結果的に其れが売名に繋がってしまっています。これでは供託金の意味を成していません。

それならば供託金の額を引き上げればよいのではないかという意見も出てきそうですが、高ければ高いで狭き門になってしまい、お金に困らない立場の人たちしか立候補しなくなり、幅広い世代の政治への参加を妨げてしまいます。

そもそも日本は供託金が高すぎますし、先述した様に供託金があっても売名行為ができてしまっているんですから廃止するべきなんです。

勿論、廃止すれば先に記した様に誰でも立候補できてしまい収拾がつかなくなります。それでは供託金を廃止する意味がありません。

では、どうするか。

私は以前から政治家を目指す者は自治会や町内会から始めるべきだと事あるごとに書いていますが、まさしく其れなんです。政治の基礎を学ぶ為に、先ずは隗より始めよ、なんです。

◎飛び入りや飛び級、世襲も不可能 に続きます。