斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

同時に教員が安心して生活できる環境と糧を用意できるかどうか

2020-09-16 23:45:00 | 社会部
この方針は賛成できます。確かに近年の教員による性犯罪が多くなる中で、僅か数年で現場復帰できてしまう現実は再犯を促しているといっても過言ではなかったのですから、事実上の“教員不適格”を齎す取り組みは大いに賛成できます。

ただ、彼らが犯罪に走る背景を考えると、果たしてどれくらいの割合で幼児性愛の根っこを持つ人間がいたのか、いったいどれくらいの割合で一時的なストレスによる行為だったのかが気になります。

勿論、どんな背景があれ性犯罪に走ったとなれば教員失格ですが、少しでも減らす為には彼らの置かれた背景を知り改善できるところは改善することも必要だと思うのです。



私が小学生だったのは今から40年も前のことでした。当時は親と教員との信頼関係があったので滅多に教員側に問題が出ることはありませんでした。勿論、当時の教員の行いの全てが正しかったとは思いませんが、今の様に何かに付けて保護者側から糾弾されるということはありませんでした。



やはり時代がどれだけ進もうと、教員も同じ人間です。どれだけネットやコンピューターが発展しようとも1人の人間にできることには限界があります。そこへ持ってきて環境や生活の糧が変化しなければ皺寄せは教員に向かってしまう訳ですから、それが大きなストレスとなって犯罪に走ることだって十分考えられると思うのです。





だからこそ、厳しい罰則を設ける以上、彼らの環境の見直しも必要だと思います。それをせずに罰則だけが一人歩きするのであれば、将来の日本の教育は絶望的になるでしょう😩。