斯く語りき

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相手が認知症だった可能性がありそうですね

2020-01-20 03:00:00 | 社会部
直ぐに救護などの処置をせずに轢き逃げしてしまったことは犯罪ですが、果たして相手の94歳の男性が正気、即ち認知症でなかったかが気になります。

流石に年齢を考えると、況してや車道に立っていたという報道があるとなると、真っ当な状態ではなかったと思うのです。完全ではなくても軽度の認知症を発症していたのではないでしょうか。

そうした人物がいる場合、ハッキリ言って行動の予測ができません。もう人間としての正常な判断能力が著しく落ちていれば無意識に車に寄っていく可能性は十分にあると思うのです。

以前に地方の鉄道で認知症の高齢者が電車に轢かれて亡くなるという事故がありました。どれだけ細心の注意を払っていても、それは正常な相手の行動に対するものが精一杯で、行動の予測がつかない相手では成す術がありません。

認知症以外でも動物と衝突することで遅れが生じるケースがありますが、その場合も殆どがブレーキをかけても間に合わず轢き殺してしまっています。

例えば、この運転手が相手を認識した上で道路を曲がったとして、その途中で相手が突然近寄ってきたことを、問題なく曲がれたと早合点して見落とした可能性があると思うのです。況してやトレーラーであれば全長が乗用車に比べて長いですから打つかった衝撃さえも満足に伝わらなかった可能性もあると思うのです。

冒頭でも触れましたが、救護の処置をしなかったことは罪になっても、打つかった際の相手の行動は今後の治療や家族からの証言で明らかになるでしょうから、もし認知症であるとしたら多少の酌量の余地はあると思います。

この事故は今後の日本に於いては避けられない現実です。とにかく高齢者が多い社会に於いて、支える家族よりも認知症になる側の方が圧倒的になれば同様な事故は立て続けに起きます。その時に現在と同じ様な交通法規で取り締まっていたら現役世代は堪ったものではありません。

そうならない為には、一日も早く社会を改善しなければなりません。然し乍ら、現状では見込めません。もう現実が訪れてから慌てふためくのが目に見えています😩