斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

出すべき時に出さないと、その後始末に同じだけ出さざるを得ないんです😩

2021-01-26 23:45:00 | 政治関連
菅義偉総理大臣が現時点で国民に対して何ら補填をしていないのは周知の事実ですが、その菅政権の閣僚である麻生太郎財務大臣も再給付に対しては行う意思がありません。あの安倍晋三政権の時でさえ10万円とマスク2枚を実現したのに、その流れを汲んでいる筈の現政権が何もしないのは誠に噴飯ものです。



世界各国、特に感染拡大が著しい国に於いては給付を行うことで感染拡大を少しでも減らそうとしています。大国アメリカでさえ100~200兆円の予算を組み込んでいるくらいです。



嘗て麻生大臣は“自国で通貨調整ができるんだから刷ればいい”と言っていた様に、極端に貨幣価値を下げなければ供給するべきなんです。それが結果的に何らかの形で将来の負債となったとしても、きちんと筋を通して国民を守ることをすれば後世も納得するんです。



ところが、それを渋って出し惜しんでしまっても何処かの段階で現世なり後世なりが後始末をしなければなりませんし、その際の費用が給付として組めた筈の予算に簡単に並んでしまうんです。否、越えるのは間違いないでしょう。

例えば逼迫する病院施設を正常に戻すだけでも相当のものを注ぎ込まないと無理です。もし医療従事者が相次いで倒れて人員不足が出れば、それに見合うスタッフの育成の為の時間と予算を組まねばなりませんが、大多数が倒れてしまったら簡単には戻せません。

例えば経済を立て直すにしても、国民が相次いでバタバタと倒れて根絶やしになってしまったら支える側が減るだけに正常に戻せないどころか倒産や廃業になってしまいます。当然、そうなれば生き残った国民の生活に影響が出てしまいますから、その煽りで更に命を断つ国民が出てしまいます。



諺で【風が吹けば桶屋(=葬儀屋)が儲かる】というものがありますが、その桶屋にしても人間が経営しているだけに膨大な依頼が押し寄せたらパンクするのは避けられません。桶屋が倒れたら至る所に遺体が転がる光景になってしまいます。



本当に有権者が政治に対して怠慢を繰り返した結果が如実に現われています。本当に戦後政策は大失敗だったと言わざるを得ないでしょう。きちんと総括をして国民の骨の髄まで反省と改心の気持ちを宿らせなかったツケは大きかった訳です。

もう落ちるところまで落ちて、この失敗を骨の髄まで染み込ませるしか立ち直る道はないでしょう。太平洋戦争の終戦から75年、戦争を一切していないのに二度目の敗戦を味わう訳です。世界から見たら日本ほど幼稚な国はないでしょう。立ち直る際には嘲笑されるかもしれません。でも、その屈辱をバネに改心しなければ新しい時代への架け橋は出現しないと思います✊。