斯く語りき

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遂に船出。共に“初”なバイデン大統領&ハリス副大統領👏👏👏

2021-01-21 06:15:00 | 世界関連



結果としては選挙戦で最高齢だったジョー・バイデン(Joe Biden)氏が制し第46代のアメリカ大統領になりました。今日から新しい大統領の4年間が始まります。



第45代の大統領だったドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は就任式には参加せずフロリダに旅立ってしまいましたが、私がアメリカという国を知る様になってから初めて心底“野蛮だった人”だと感じました。

元来トランプ氏は政治家としての経験が一切なく、実業家としての立場から政治を見てきたのですが、確かに北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩最高指導者との会談を実現させる豪腕は見事だったとはいえ、いざ再選に向けた活動や敗れてからの行いを鑑みると、やはり政治家としての経験は必要だったと思わざるを得ません。

意気込みや思いがあっても、それを実現させるには選挙に出馬し人々の声を聞きながら自身の考えの賛同を得ることが欠かせないと思うんです。国民の誰もが一介の人物に賛同することは有り得ず、その中で如何に賛同できない人たちを説得していくかの能力が必要になってきます。

日本でも同じことが言えます。

例えば昨日まで何をしていたのか判らない、極端な話、昨日まで町中でチンピラの様な行いをしていた輩が政治に突然目覚めても簡単には政治家になれないんです。そりゃそうでしょう。極々一部の歪んだ精神の持ち主たちの集まりでは説得できたとしても、真っ当な考えを持つ人たちには殆ど通じないんですから当然です。



ところが日本の場合はルックスが良かったり所謂“ウケが良い”となると選挙で当選してしまうんです。こんな馬鹿げた話があってはならないんですが、基本的な政治に対する知識や意識が乏しい国民性では有り得てしまうんです。

とはいえ、いざ当選しても気をかけるのは数日程度で、あとは当人が何をしているのかさえ追いかけません。気がつけば議会での勝手な振る舞いに四面楚歌を食らうか弱みを握られて牙を抜かれ利権(カネ)の亡者となって終わるのが殆どです。

その点、アメリカの場合は政治家になる為の道程が長く厳しいです。ちょっとでも迂闊なことをすれば活動は疎か生命ですら危うくなります。政治家であればニュースになるでしょうが、それを目指す段階であれば地元のニュースになる程度で、道半ばして命を落とした人間はゴマンといるでしょう。



話を新大統領に戻して、バイデン氏が78歳で大統領になったことは冒頭で触れましたが、アメリカの憲政史上に於いて最高齢となります。ということは今日から4年間は毎日が未知数になります。いつバイデン氏がアルツハイマー病になるか判りません。いつ新型コロナウイルスに罹患するかも判りません。両者が同時にやってくる可能性だって十二分にある訳です。



他方、副大統領に就任したカマラ・ハリス(Kamala Harris)氏は女性として初めて副大統領になりました。況してやアフリカとアジア系の血を引いていることも初めてになります。

まぁ、バイデン氏は既に第44代大統領だったバラク・オバマ(Barack Obama)政権の際に副大統領を務め舵取りを熟知しているのが大きいでしょう。おそらくハリス副大統領とは互いが共に歩みながら政権運営をしていくのではないでしょうか。勿論、それはバイデン大統領に何かがあった際にバタバタしないことも含めていると思います🤔。