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大相撲雑感

2010-09-24 23:37:17 | 大相撲
今日も結びの一番で白鵬が勝ち、大台の「60」に乗せました。


江戸時代の谷風の記録まであと3つ、歴代1位の双葉山まではあと9勝に迫りました。


今場所は各先人の記録を塗り替えた白鵬の結びの一番をじっくり観察していますが、何か物足りなさを感じています。


1つは、相手力士の気合い。「俺が倒すんだ」というような気持ちが見えないように思えます。


相手は横綱、まともに行っては勝てる見込みはありません。蹴手繰りとか時間前に立ってみるとか奇襲をかけてみるのも1つの手だと思います。


かつて双葉山の連勝中は、出羽の海部屋の笠置山が先頭に立ち、「打倒双葉」を合言葉に色々な策を練ったといいます。


そういう意気込みがまったく感じられないのが残念なところだと感じます。


またそれと関係してくるのですが、結びの一番での緊張感が足りない点。


以前はこのような記録がかかった一番はともかく、優勝決定の一番でも制限時間が長く感じられたものです。


仕切りを重ねるごとに両者の気合いが乗り、塩に戻る時「まだ制限時間じゃないの?」と思う時が多々ありましたが、最近はそういうことが全くといっていいほどありません。


「気」が足りないのでしょうかねぇ。


よく大相撲では「心・技・体」と言われますが、元々は「心・気・体」でした。


技は体で覚えるもの。そういった意味から考えると「技」よりも「気」が重要だと思います。


それと関連したのをもう1つ。勝ちっぱなしの横綱等上位陣に、番付順で対戦させるのはどうかと思います。


上位陣に番付上位だからといって、負けが込んでいる力士を当てても全然面白くありません。


今場所でいうと、2敗の豪風や嘉風の番付下位でも調子の良い力士を当ててもいいかなと思います。


昭和35年1月場所、新入幕で前頭13枚目だった大鵬が11連勝。12日目はこの位置では当たることのない、小結の柏戸とのワリが組まれました。結局は柏戸が勝ち、実力の違いを見せ付けた一番というのがありました。


このような、臨機応変な取組の編成も大相撲再建の重要な要素にも思えます。


と、ネタが無かったこともありますが、今日は前々から思っていることを書いてみました。



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写真は、その昭和35年1月場所12日目、柏戸ー大鵬戦。この一番が柏鵬時代の幕開けになった。




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