
紀元前5世紀ごろ、
ネパール南部のタライ平原にある小さな村 = ルンビニで、
釈迦族の王子として生まれたとされるブッダは、
7才にして瞑想と学問を修得していきます。
「釈迦」 「釈尊」 などブッダの呼称は様々ですが、
本名は 「ゴータマ・シッダールタ」 ・・
「シッダールタ」 とは 「目標を達成した者」 という意味だそうです。


美しい妃と華やかな宮殿生活を謳歌するうちに、
ブッダは、宮殿の外の世界を見てみたいと思い始めます。


宮殿の外には全くの別世界がありました。
物乞いする人たち
貧しさ、病
飢えた子どもたち
死にゆく者たちの姿 ・・

周囲の反対を振り切り王国を出る決心をしたブッダは、
身につけていたもの全てを脱ぎ捨て、髪を切り落とし出家します。
ブッダが29才の時です。

その髪は、天女によって天界へと運ばれていきました。


修行を重ね、自らが導師 = グルとなったブッダは、
5人の弟子と共に 「悟り」 を得るための瞑想修行に入ります。

悪魔からの誘惑がブッダの心を乱そうとします。

しかし、屈することなく、ブッダは 「悟り」 に至ります。
ブッダが35才の時といわれています。
第一回廊にレリーフで表現されたブッダの物語 ・・
かつてボロブドゥール寺院を訪れた参詣者は、
こうして仏教を学んだのでしょう。
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