
ロワール川の支流とはいえ、
『Cher シェール 』 川は長さおよそ400kmの大河です。

水温む季節には、

川の中からシュノンソー城を見物する人の姿が見られます。

きっと、すばらしい光景でしょう。

古くから、飼料、木材、ワインなどを
運ぶ動脈として利用されてきたシェール川 ・・・

中世、この流れを利用して、
粉挽きの水車が置かれていました。
(城も建てられていたがイギリスとの百年戦争で焼失 )

そして、城塞も ・・・
(これらは名門マルク家の所有だった )

Thomas Bohier
トマ・ボイエ (1460年ー1523年 )
『Charles VIII シャルル8世 (1470年ー1498年 ) 』 に仕える。
トマ・ボイエはここを買い取り、
自分の存在を後世に残すために城を建てることを決心します。
しかし、城建設の途上、
シャルル8世が始めたイタリア戦争に従軍 ・・・

Katherine Briconnet
カトリーヌ・ブリソネ (?ー1526年 )
トマ・ボイエの妻。
不在のトマ・ボイエに代わって、
城建設を指揮したのは彼女です。

『Chateau des Dames 女性たちの城 』 の歴史は、
この時すでに始まっていました。

現在、シュノンソー城の門に残されている紋章 ・・・

トマ・ボイエと、

カトリーヌ・ブリソネの紋章だそうです。

中世の井戸、

そして、城塞はいまも残されています。
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