Lysefjord リーセフィヨルド
ノルウェーの海岸沿いに拡がる広大なフィヨルド ・・
パシフィックビーナスは、
南に位置するフィヨルド = 「リーセフィヨルド」 に分け入ります。
『フィヨルド』 は、氷河期の遺産です。
氷河期にスカンジナビアを覆っていた氷河の総量が限界に達し、
自重に耐えられず陥没し、山肌を削り深い谷間をつくりました。
やがて氷河期が終り氷河が融け、
そこに海水が流れ込んで出来たのがフィヨルドです。
最後の氷河期はおよそ1万年から2万年前といわれていますから、
地球の歴史から考えると新しい自然遺産といえるでしょう。
しかし、
数億年前から氷河期は繰り返されてきたというのが定説です。
そういった意味では、途方もない年月をかけて創られた
自然遺産ともいえるでしょう。
初夏とはいえこの日の気温は10度以下 ・・
あいにくの空模様がミステリアスな雰囲気を醸します。
19世紀のはじめには、すでに 「リーセフィヨルド」 の
景観を楽しむ遊覧船観光があったそうです。
高さ50メートルの橋をくぐると、
フィヨルド クルーズの始まりです。
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