JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

高山陣屋 1

2021年08月24日 | その他

1692年 (元禄5年)、
徳川幕府は金森氏を藩主とする飛騨国を
直轄領としました。

注: 金森氏は出羽国 (現在の山形県) の
  上山 (かみのやま) に国替え。



その後飛騨統治の拠点となった代官所が
ここ 「高山陣屋」 です。



江戸から遠く離れた山間の国に、
何故徳川幕府が興味を持ったのか?
飛騨国の豊かな森林資源が背景にある、
という説が有力ですが ・・・



ともあれ、慶応4年までの176年間、
25代の代官が幕府から派遣され
執務を行った高山陣屋は、
とても興味深い歴史的遺構です。



ちなみに、高校生以下は見学が無料です。
これはとてもいいことですね。



私は、歴史的遺構などは高校生以下
だけではなく、海外からの観光客も
見学無料にすればいいと思っています。
私が知る限り
これを実行している国はなく、
”おもてなしの国日本” を
海外に強くアピールでき、
日本観光の大きな目玉になるはずです。
現実的には、カジノ構想 の予算を
見学料の補助金に充てればいい訳です。



さて、こちらは正門から続く玄関の間。
ここを使えるのは
身分の高い人に限られていました。



一般の役人はこの通用口。
その他、身分に応じて
7ヵ所に出入口があったそうです。



向かって右の格子戸の向こうは
御白洲 (おしらす)。



白い玉砂利 = 白洲の広場 ・・・
時代劇でよく見る町民の陳情の場所です。



御白洲はもうひとつ ・・・



こちらは、駕籠に入れられた罪人が
連行され裁きを受けた場所です。



自白が重要だった当時の裁判 ・・・
自白を促すための責め道具も。



高山陣屋は見応えがあります。


CLASSICS IV
TRACES
個性的ないい声ですね。


JFK-World
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