Veere
ヴェーレ
グスよりさらに海寄りの港町 ・・
オランダ語の発音では 『フェーレ 』 に聞こえます。
グスは運河の港町ですが、
「ヴェーレ 」 は、ほぼ北海に面しています。
(5月25.26日のブログ参照 )
13世紀に町がつくられ、
14世紀には、
領主が特定の交易などの権利を与える 『都市権 』 を得た町です。
※ 『都市権 』 とは、主にオランダ圏を中心に中世ヨーロッパで
制定された町の形態
いまも中性の面影を残す町 ・・
16世紀から18世紀にかけては、王室指定の港町として栄え、
主にスコットランドとの交易を中心に行っていました。
Grote Church
クロート チャーチ ・・
16世紀に完成した教会です。
19世紀のフランスによる占領時代には、
病院として使われていたそうです。
シンボリックな塔がランドマークとなっているシティ ホールも、
同時期につくられた建物です。
家々は、小さなレンガでつくられています。
家々のつくりも小振りで、それが、
よりいっそう中世の雰囲気を漂わせることに一役買っています。
グスと同様に港町としての役目を終えた後、
ヴェーレは、中世の町並みの保存に力を注ぎました。
いまでは、観光の町としての地位を築き上げました。
手入れの行き届いた家々 ・・
町は、歩いて散策するのに適した大きさです。
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