王宮には、王に仕え、王族の世話をする人々がいます。
「アブディダラム」 と呼ばれる侍従たちです。
伝統と気品が重んじられるジョグジャカルタでは、
王に仕えることはとても名誉あることだそうです。
伝統衣装に身を包むアブディダラム ・・
非常に薄給だそうですが、
彼らは王に仕えることの名誉を重んじます。
いろんな種類の役目があり、
アブディダラムの数は1000人を超えるそうです。
観光客には、王宮の案内もしてくれます。
皆さん、とてもいい顔をされています。
アブディダラムのひとりに話を聞きました。
『私たちは、日常の立ち居振る舞いはもちろんのこと、
きれいな言葉遣いにも心がけています。
ジャワ語の中でも最も丁寧な言葉を選ぶようにしています。
ジャワの言葉で
「ハルース」 という 「気品」 が最も大切なのです。
王に仕えること ・・それは 「誇り」 です。』
その言葉には、国王への敬愛があふれていました。
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