襟なしスーツに白いシャツとネクタイ ・・
1963年、
世界的にメジャーとなった頃のビートルズの定番スタイルです。
これは、マネージャー = ブライアン・エプスタインのアイデアです。
リバプールで、リトアニアからのユダヤ人移民の家庭に
生まれたブライアン・エプスタインは、
いくつかのレコード店を経営するなど、
成功した実業家でもありました。
どの写真を見ても、良質のスーツに身を包むまさに英国紳士です。
ビートルズのステージを傍らで観察するブライアン・エプスタイン ・・
ハンブルク時代は、荒々しいステージで、
人種差別ジョークを飛ばし酔っ払い客を笑わせていた
ビートルズですが、
ブライアン・エプスタインは、
清潔感のある身だしなみと、
礼儀正しいステージ マナーを指導しました。
1曲が終わる度に深々とした礼 ・・
ブライアン・エプスタインのアイデアは功を奏し、
ビートルズは世界中のどこでも好感される存在となりました。
1967年、
ブライアン・エプスタインは、
薬物の過剰摂取が原因で32才の若さで亡くなります。
自殺説も、完全に否定はされていません。
ちなみに、ビートルズのトレード マークとなった
独特のヘア スタイル = マッシュルーム カットは、
ハンブルク時代の友人で写真家のアストリット・キルヒヘアの
アイデアであるといわれています。
(4月11日、13日のブログ参照 )
ハンブルク時代のビートルズの話が少し長くなってしまいました。
次回からは、ロンドンでのビートルズの話題に戻ります。
jfk-world