JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Christchurch Tramway 路面電車

2011年01月26日 | オセアニア

Christchurch Tramway
路面電車

1880年、クライストチャーチ最初の公共交通機関として、
『馬車軌道』 が導入されました。

『馬車軌道』 は、すぐにより操作がしやすい蒸気機関に代わり、
1905年には、さらに便利な現在の 『電車』 に代わりました。



現在、「路面電車」 は、
およそ2.5キロメートルの走行距離 (循環) を、
およそ25分で市内を1周していますが、20世紀のはじめには
周辺の農場地帯まで、広く軌道が延びていました。



にわかに信じがたい記録ですが、
クライストチャーチの 「路面電車」 は、
1954年の廃止まで、述べおよそ16億人もの人々を運んだと、
公式HPには記述されています。



また、「路面電車」 が導入された当初は、
遥かアメリカやオーストラリアのメルボルン、
そして、ニュージーランドの古い街 『Dunedin ダニーデン』 から
電車を購入していたそうです。

しかし、すぐにクライストチャーチ オリジナルの車両が
製造されるようになりました。



街の拡大、および自動車やバスの普及により、
1954年、一旦は廃止になった 「路面電車」 ですが、
市民の強い要望により、翌年の1955年には再び復活します。





1995年には、
古きよき時代の雰囲気を残す全車両が完全復元され、
今日まで、クライストチャーチの観光目玉のひとつとして
人気を博しています。

また、通常9時から18時までの運行時間ですが、
夏期には21時まで延長されます。



ニュージーランドには、基本的に定年制度がなく、
そのせいか 「路面電車」 のスタッフには高齢者が多く見られます。



彼らの姿が、「路面電車」 ならではの
ノスタルジックな雰囲気づくりに一役買っていると思います。



環境に優しい乗り物として、
いま、ヨーロッパなどでは見直されてきている 「路面電車」 ・・
(2010年5月30日のブログ参照 )

現在、クライストチャーチ市では、
「路面電車」 の走行エリアの拡大、延長計画を実行中です。

jfk-world



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