てっちゃんの部屋(模型で見る鉄道車両)

小学校近くに一軒のプラモデル店があった。陳列ケースの高価な鉄道模型。子供のころの夢。大人になって集めた鉄道模型の紹介。

Nゲージ 阪神 3011形

2016年08月30日 | 鉄道模型

1954年に梅田 - 三宮間をノンストップ25分で走行する、梅田 - 元町間の特急用2扉クロスシート車両として製造された、阪神電鉄初の高性能車両が3011形である。その後の輸送事情の変化に合わせて編成の組み替えをへたのち、ロングシート化・3扉化改造され、3561・3061形となった。3011形登場前は、梅田-三宮間を36分で走行していた優等列車は、国鉄・阪急より10分程度も遅い列車で競争力がなかったものを、この電車の投入によって肩を並べるまでになった。登場時は、3両編成で正面2枚窓の湘南形をしていたが、高度成長期をあいまって、4両編成→5両編成へと編成の組み替えが行われるにれ、先頭車が非貫通では不便なため、貫通型に改められ登場時の面影は消えた。1990年惜しまれつつ、全車姿を消した。

 


 

模型は、鉄道コレクション

 

 

3011形

 

3012形

 

3013形

 

2016.08.30 N-0126


Nゲージ 山陽電鉄 700系

2016年08月27日 | 鉄道模型

終戦後、車両の多くが戦災によって失われたことから、緊急処置として国鉄63系電車を分配してもらう鉄道会社が多くあった。山陽電鉄もその一つであり、モハ63-800~819までの20両を導入した。山陽電鉄での形式は、モハ63の後ろの800番台に倣って800系とされた。後に、サービス向上のため、車体内外に亘って改良を加え形式も新たになたのが700系である。その後、新造車体に電装品を載せ替えた2700系になった更新車両となり、さらに2700系を新性能化した2300系へと変化した編成も生まれた。さらに、3000系との編成を組む3560形への改造車に派生した。700系として残った車両は1977年までに、2700系は全車廃車された。2700系は1986年までに姿を消した。そして2300系は3000系の3560形に改造の後2004年に全車廃車となった。

 

 


模型は、TOMYTEC製 鉄道コレクション

 

702形

 

709形

 

 

2016.08.27 N-0125


Nゲージ 阪神 7801系

2016年08月25日 | 鉄道模型

 

急行系小型車の置き換えと輸送力増強のため、当時の最新技術を駆使して1963年に登場したのが7801・7901形である。当時は、阪神では異なる形式間でも編成が組めることから「系」での呼称をせず、「形」を使用していた。1971年まで増備が続き、1次車は乗降ドアが片開き、2次車では両開きになり、3次車では冷房化が図られた。後に全車冷房化されるとともに、1987年から、界磁チョッパー車に改造し、3101・3201形を中間にはさみ6両固定編成の3000系が6編成誕生した。また、1990年から3次車と7001形を界磁添加励磁制御方式に改め6両固定編成化した。紆余曲折の多かった7801・7901形も時代とともに新型車に置き換えられ、現存する車両は派生型の7861・7961形3編成のみとなっている。

 

 

 


模型はTOMYTEC製、鉄道コレクション。

 

 

 7801形

 

 7901形

 

 7901形

 

 7801形

 

 2016.08.25 N-0124

 


Nゲージ 南海 2000系

2016年08月23日 | 鉄道模型

 南海高野線 難波-極楽橋間を直通運転する21001系・22001系の老朽化に伴う置き換えようとして、平成2年に登場したのが、2000系である。車体は軽量ステンレス製の梨地仕上げとし、コルゲート板はなくビードラインを入れている。制御方式は、日立製作所製GTO素子によるVVVFインバータ制御で、主電動機は東洋電機製造製で、出力は100kW、全電動車方式である。橋本-極楽橋間の山岳線を走行するため車体は17mで、乗降ドアは片側2か所となっているのは、従来通りである。現在は、南海本線に転属して普通で運用されている編成もある。

 

 


 模型はマイクロエース社製 2次車新塗装 4両。

 

 

 2152

 

 2102

 

 2052

 

 2002

 


 写真はマイクロエース社製 6次車 4両

 

 2192

 

 2142

 

 2092

 

 2042

 

 2016.08.23 N-0123


Nゲージ 国鉄 155系

2016年08月16日 | 鉄道模型

 戦後復興も一段落し児童・生徒の修学旅行が当たり前となり、国鉄は1958年6月、山陽本線姫路電化用に製造された80系電車を、品川 - 京都間の修学旅行用臨時列車に投入し一定の成果を得た。この実績に基づき、当時の学校関係者によって構成された東京都修学旅行委員会は、国鉄に「専用電車の開発」を提案・要望し、153系をベースに開発されたのが155系である。153系と異なり台車は金属ばね(DT21)とし、座席は片側3人+2人とした。塗色は、オレンジに窓周りがレモンイエローでデビューした。以後若干の色調の変化はあったが修学旅行色として、以後登場する修学旅行用列車の標準色とされた。新幹線網の拡大により修学旅行生は新幹線の利用が定着し、それにともない活躍場所が減少、以後は専ら臨時列車に運用された。1977年室内改造と塗色を湘南色に変更したが冷房化はされず、1982年までに全車廃車された。

 

 

 


 模型は、グリーンマックス製のKITを修学旅行色で組み立てたもの。

 

 

 クハ155-13

 

 モハ155-9

 

 モハ154-9

 

 サハ155-2

 

 クハ155-4

 

 モハ155-3

 

 モハ154-3

 

 クハ155-14

 

 


 模型は、マイクロエース社製 湘南色8連

 

 

 クハ155-15

 

 モハ155-8

 

 モハ154-8

 

 サハ155-3

 

 サハ155-4

 

 モハ155-1

 

 モハ154-1

 

 クハ155-16

 


模型は、グリーンマックス製のKITを湘南色で組み立てたもの。

 

クハ155

 

モハ155

 

モハ154

 

クハ155

 

 

2016.08.16 N-0122

2020.04.08 GM製湘南色 追加

 


Nゲージ JR 221系

2016年08月15日 | 鉄道模型

国鉄分割民営化直後、JR西日本は新生JRを象徴する車として、私鉄との競合が激しい東海道・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)や関西本線(大和路線)に1989年から投入した車両が221系である。

国鉄時代の続形式として「215・217系」とすることも検討されていたが、JR西日本として初めて投入する車両であることから、一の位を1として「221系」とされた。開発にあたっては、1988年に瀬戸大橋線用クロ212形の設計を担当した近畿車輛が、同車のエクステリアデザインを基本としつつ、近畿日本鉄道5200系で採用した3扉転換クロスシートや扉間の連窓構造などを盛り込んだ設計コンセプトを提案し、全面的に採用する形で設計が行われた。JR大和路線では快速の運用を主体に現在でも第一線で活躍している。

 

 


 模型は、KATO製 6連

 

 

 クハ221

 

 サハ220

 

 モハ220

 

 サハ221

 

 モハ221

 

 クモハ221

 

  

2016.08.15 N-0121

 


Nゲージ 近鉄9000系

2016年08月14日 | 鉄道模型

高度成長期も終わりのころには、日本の生活水準の向上に合わせるように、鉄道車両の冷房化が一般車両にも浸透する事となった。車両の冷房化が進むと使用電力が飛躍的に増えること、昭和48年からのオイルショックが発生したことなどから鉄道車両の省エネ化が推進されることとなった。近鉄では、昭和53年既存の抵抗性御車の省エネ化をにらんで8800系を登場させるとともに、8800系に倣って既存車両の省エネ改造を推進した。さらに紆余曲折をして、安価で省エネ度を向上させた界磁チョッパ制御車として、昭和56年奈良線と大阪線に4両編成の新車を投入した。その増備車として奈良専用に昭和58年に2両編成で登場したのが9000系である。奈良線では将来阪神西大阪線との相互直通運転が開始されることから、それに対応した車両を大量に増備したことがあり、9000系は余剰となることから2003年より名古屋線へ転属し一部の編成を除きワンマン対応改造されている。

 


 

模型はTOMYTEC製 鉄道コレクション 名古屋線移籍後

パンタ・車輪は金属製に交換。車両間はKATOカプラー蜜連に交換。列車アンテナは取付済み。

 

9002

 

9102

 

 

9003

 

9103

 

9004

 

9104

9005

 

9105

 

9006

 

9106

 

9007

 

9107

 

9008

 

9108

 


 

模型はマイクロエース社製 4連 名古屋線移籍後

 

9003

 

9103

 

9001

 

9101

 

 

2016.08.14 N-0120


Nゲージ 南海 7000系

2016年08月13日 | 鉄道模型

 南海本線の輸送力増強と、架線電圧の1500V昇圧のため旧型車の置き換えを目的として1963年に登場した高性能車が7000系である。7000系は乗降扉は片開きとされた。のちに両開き車が7100系として登場した。登場時はまだ冷房が普及していなかった時期で、後に冷房化された。2015年9月をもって全車引退した。

 

 


 模型は、TOMYTEC製鉄道コレクション 登場時2連×2 

 

 

 7001型

 

 7901型

 

 7001型

 

 7901形

 

 


 模型は、TOMYTEC製鉄道コレクション 冷房改造後、旧塗色2連×2

 

 

 7001形

 

 7901形

 

 7001形

 

 7901形

 

 


 模型は、TOMYTEC製鉄道コレクション 塗色変更後2連×2

 

 

7001形 

 

 7901形

 

 7001形

 

 7901形

 

 

 模型は、TOMYTEC製鉄道コレクション 塗色変更後4連 

 

 

7001形(奇数) 

 

 7801形(奇数)

 

 7801形(偶数)

 

 7001形(偶数)

 

 

 

 2016.08.13 N-0119

 


Nゲージ 国鉄 167系

2016年08月12日 | 鉄道模型

155・159系で好評を博した修学旅行用電車はさらなる要望により165系をベースに増備されたのが167系である。修学旅行用電車であるため、乗降頻度が少なくドア幅を狭め、大型の脱着可能な折り畳み式テーブルを備える。1965年度に関東地区-京阪神の増発用、1966年度に山口・広島両県からの要請による山陽地域用として、MM'ユニット15組30両と制御車22両の計52両が製造された。低屋根構造はパンタグラフ部分のみとし極力165系と共通化が図られた。1978年初夏から1981年にかけて、冷房化改造工事が施工された。登場時はいわゆる修学旅行塗色であったが、のちに湘南色に変更され新幹線の普及と共に第一線から退いた。 

 

 

 


 模型は、マイクロエース製

 

 

クハ167-8

 

 モハ166-4

 

モハ167-4

 

 クハ167-7

 

 クハ167-2

 

モハ166-1

 

モハ167-1

 

クハ167-1

 

 

2016.08.12 N-0118


Nゲージ JR 223系

2016年08月11日 | 鉄道模型

1994年9月、関西国際空港開港にあわせて、同空港へのアクセス列車である関空快速に使用するために新造されたのが223系である。221系に続きJR西日本が自社開発を行った。1994年度のグッドデザイン賞を受賞している。車体はビードのないステンレス製で、当時としては221系と同配置の連窓やビードのない外観を確保しつつ、車体強度・剛性を維持するため、若干厚めの外板が用いられている。以後、東海道線新快速車両や、JR西日本管内のローカル用としても増備され今日に至っている。東海道線では8連の基本編成と4連の付属編成の最大12両編成が活躍する一方で、ローカル線では2両編成の活躍も見られる。

 

 

 


 写真は、マイクロエース社製 0番台関空・紀州路快速(前3両は紀州路快速、後ろ5両は関空快速)

 

 

 クモハ223-2

 

 サハ223-3

 

クハ222-2

 

クモハ223-9

 

 サハ223-109

 

 モハ223-9

 

 サハ223-18

 

 クハ222-9

 

 


 写真は、カトー製 2000番台新快速

 

 

 クハ222‐2057

 

 モハ223‐2027

 

サハ223‐2135

 

 サハ223‐2134

 

 モハ223‐2152

 

 サハ223‐2133

 

 サハ223‐2132

 

 

クモハ223‐2057

 

 

 

 

 

2016.08.11 N-0117

2020.04.08 写真変更