秋の澄んだ青空の下、赤く熟した柿がたわわになっている風景はまさに(日本の秋)
大学時代に北海道出身の人から「北海道には柿の木はない」と聞いて大変驚いたことがありました。
そうであれば「猿かに合戦」は北海道民には理解しがたいお話です。本当に柿の木は北海道にはないのでしょうか。
当病院に隣接している社会福祉法人ルミナスの敷地に4本柿の木があり大きな柿が落ちんばかりたくさんぶら下がっています。
骨折されて入院中の患者さんがリハビリ中にセラピストと柿の話で盛り上がり、「柿を取って来よう!」という話になりました。
入院されてからはまだ外を歩いたことがなく、最初は心配そうでしたが、他の患者さんとセラピストたちと一緒に(お出かけ)することになりました。(祝)外出デビュー!といっても2分かかりませんが・・。
自らの手で柿をもぎ取り、そのまま 皮をパジャマで拭いてかぶりつく。おいしいですよねぇ。病院から見ていてずっと柿が気になっていたそうです。カラスに食われたら、大変だ・・と。
毎日柿を取りに行ってもいいでしょう。柿を食べたいからリハビリを頑張る。何かをするために、何かをしたいからリハビリを頑張る!これぞ「生活リハビリ」です。リハビリに限らず目的を明確にして目標を持つことが何にでも大事です。ダイエット、勉強、エトセトラ、エトセトラ。
実は私も一緒に行って、お店に出しても恥ずかしくないとてもきれいな柿を4個ほど取ってきました。
柿食えば鐘がなるなり法隆寺 正岡子規