蟲師

原作本がある深夜の大人向けのアニメにの共通点とでも言えるのかもしれませんが、多くが大きなコミックで発売されています。大コミックって通常月刊誌などが多くてサンデー・ジャンプ・マガジンなど主用週刊誌では見ることが出来ないのが残念ですね。

このアニメもそんなコミックの一つですが、見つけた時の面白さは倍嬉しかったものです。
『蟲師』

現在土曜の深夜２７：３０頃（番組のスケジュールで時間の変更が多々あると踏みました）から放送している、この蟲師。
少し内容を分かりやすく言いますと・・・・・ＨＰのあらすじを引用しちゃいましょうｗ

蟲とは動物や植物でもない、微生物や菌類とも違う、命の原生体に近いモノ達。それらを総じて「蟲」と呼ぶ。それらは形や存在が曖昧で、人と蟲とが重なる時、人智を超えた妖しき現象が生まれ、人は初めてその存在を知る。
こうした「蟲」と人をつなぐ「蟲師」である主人公ギンコが、旅の途中で様々な人々と、それに関わる蟲達に出会ってゆく。一話ごとに登場人物が異なる読みきり絵巻。

読みきり物はここ数年多くの本が話題になりますが、とても入り込みやすく、また何処から読んでも物語に入っていける利点があります。
「蟲」というとどんなイメージを持たれるか分かりませんが、音の中で生きる蟲、夢の中で生きる蟲、風や空気、水や木々、沼、川、山・・・例えるならば古来より日本に住む八百万の神々に近い存在のような気がします。
独特の雰囲気とその中で生きる主人公が自然という蟲を身近に感じる事が出来ます。
アニメ化しますとこのての作品はドキドキします。世界観やキャラクターが壊れるとどうしても失敗作のような印象しか受けないからです。
それをこのアニメは上手く作ってくれていると思います、映像や声は勿論ですが、サントラ・音楽を上手く表現してくれています。

なんとこの蟲師、あのＡＫＩＲＡを作った大友克洋監督が実写化すると発表。
配役にはオダギリジョー・江角マキコが主演のようなのでこうご期待です