写真は古巣でこさえたタペットカバーです。 試作をして、いざエンジンをかけて覗いてみると・・・・・。
「んまぁ~、ロッカーアームって、けなげなこと。ぴょっこぴょこ動いちゃって~」。
と、ちょっぴり感動したことを覚えています・・・。 と、さらに発見が・・・。
「あれ?。 なかなかOILが上がってこないじゃん!?」と・・・。 放置期間が長いほどOILは下がり、上がってくるのにさらに時間が掛かるようです。
エンジンをばらしてみて構造を見てみると、OILフィルター室を満杯にしてから各ラインに圧が掛かっていく様で、この時間が長いと、ヘッドにOILがなかなか上がって行かないみたいです。 いくらボールのワンウェイが付いていても、やはり下がってしまう様な気がします・・・。
ここでちょいと脱線ですが、2VS仕様SRレーサーのOILタンクをエンジン前方に移動しましたが、これがかなり「やっかい」でして、ポンプのエアヌキをしないと絶対にOILを吸い上げないんですね。
ノーマルの様にタンクが高い位置にあれば何の問題も無いのですが(重力の関係??)、ポンプより低い位置に油面(タンク)あるからかなぁ~?なんて・・。まだ解決していない部分です。
で、SRXのレーサーでクランクケースの下にOILタンクを移動している仲間に聞いた所、「ゼンゼン問題なし」だそうで・・。 ポンプの位置も関係してるのかな~(SRはクラッチより上。SRXはクラッチより下)って、そんなに微妙な関係なのかいな~???。なんて考える今日この頃・・。
話、戻ります。
で、結局の所、カムとスリッパー面のかじりって、初期潤滑不足なだけなんではないかいな?、と。 初期潤滑に注意すれば、旧ロッカーでも行けるのではないか?、と勝手に考えてみたりして・・・。 でも旧ロッカーって、ハイカムにした時の排気側の一番リフトが上がって面圧最高潮!な所にOIL穴が開いてるからな~。ソコがカジるんだよなぁ~。 穴位置がちょっとずれれば良いのかな?。
な~んて言っても、高いハイカムをそうそう実験台に出来ない「よわっちい」ワタクシです・・。
なので私、チップ派。
以上、SRのカムとロッカーアームはとってもデリケートなので、
長期放置後、エンジン始動後は、あまり急激にエンジンの回転数を上げないようにした方がいいかも~。
神経質な方(自分)はタンクから注射器にてOILを抜き取り、ヘッドへ注入にてからエンジンをかけた方がいいかも~。
余談~。先日の30周年記念SR工場見学にて、ライン上での組み立て終了後、全車エンジン始動確認の時、かけてすぐ全開!!だったそうな・・・。 見学者、みな「ドン引き」だったそうな・・・。 あなたのSR、すでにナラシは終わっているかも・・・(笑)。
ではでは、ばいならならいば。
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