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中古マンションの修繕積立金の相場はいくら?

2020年03月01日 | 中古マンション

中古マンションを購入しつつ所有すると、修繕積立金などを毎月納めなくてはなりません。

修繕積立金とは、10年に1度などの周期で実施されるマンションの大規模な修繕工事「大規模修繕」の費用を賄うための積立金のことで、修繕積立金の額はマンションによって異なります。

中古マンションの修繕積立金の相場をわかりやすくご説明しましょう。

修繕積立金の相場は、月々8,000~13,000円程度など

国土交通省が平成31年に公開した資料「平成30年度マンション総合調査結果からみたマンションの居住と管理」の8ページによれば、マンションの修繕積立金の平均は11,243円となっています。

よって、中古マンションの修繕積立金の相場は、安ければ毎月8,000円程度、高ければ13,000円程度などと考えるのが良いでしょう。

そもそも修繕積立金は、大規模修繕の費用を賄うための積立金ですが、大規模修繕は中古マンションの築年数が古くなるほど費用が高くなります。

マンションの大規模修繕の様子
修繕積立金の使い道となる中古マンションの大規模修繕の様子
チョコクロさんによる写真ACからの写真

高くなるのは、マンションは築年数が古くなるほど傷みが増し、それに伴い修繕費用も高くなることが理由です。

なお、中古マンションによっては、毎月の修繕積立金が5,000円などと相場より大幅に安いことがありますが、その場合は、大規模修繕の際に一時金を請求されるため注意してください。

一時金の額は中古マンションによって異なりますが、50万円などになることも珍しくありません。

私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「中古マンションの修繕積立金の相場を国土交通省の資料から解説」では、中古マンションの修繕積立金の相場をよりわかりやすくご説明中です。

同コンテンツでは、修繕積立金と共に毎月支払う必要がある管理費の相場や、修繕積立金や管理費を滞納した場合における管理組合の対応などもご紹介しています。

お時間のある方は是非ご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。


中古マンションの修繕積立金の相場を国土交通省の資料から解説


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